ジャンクSPORTS
TALK DIGEST

「シカ並走!!」
石川弘樹

この人に道もコースも必要ありません。
日本トレイルランニング界の第一人者として世界中の山々や大地を所狭しとかけまわる石川弘樹選手。
トレイルランニングとは登山や林道を走る、山岳耐久レースのこと。
日本ではあまり馴染みはありませんが、アメリカでは毎週末、各地で大会が行われている大人気のスポーツなんです。
しかし、時には100km以上に及ぶ道なき道を、昼夜問わず徹夜でひたすら走り続けることもある過酷な競技でもあるんです。そんな競技で石川選手は、2002年から本場、アメリカの大会を中心に活躍。
雑誌の表紙を飾るなど、その名を世界に轟かせているんです。
2007年にはトレイルランニングの世界で最も困難とされている4大会を走破し、総合1位に輝きグランドスラムの称号を手にしました。
無尽蔵の体力とチャレンジ精神で、世界中の山々に挑み続けているんです!
そんな石川選手に、これまでで最も過酷なチャレンジを聞いてみると…。

内田:今まで一番過酷なレースはどんなものでした?
石川:初めてアドベンチャーレースというものに出たんですけど、コースがチベットからヒマラヤの峠5600mを越えてネパールへ下ってインド付近の国境までいく870kmの距離のレースでして…。
浜田:絶対、逃げてるよな!すごいよ、それ!!
石川:スタートからゴールまでノンストップなんですね。「よーいドン」でストップウォッチ押されますよね。そしたらゴールまで止まらないんですよ!
内田:眠くなったらどうするんですか?
石川:寝ずに進みます!
浜田:…まあ、自分との戦いやもんね。
石川:そうなんですよ。もう、休まなきゃって時は休みますけど、基本的には進み続けなければいけないんです。
浜田:うわぁ…。
石川:その時は距離にして東京から岡山までをノンストップで動力を使わずに色んなスポーツで進むんです。マウンテンバイクだとか、カヤックだとか、ロープアクティビティといって100mの絶壁をロープ1本で降りてきたり馬に乗ったりだとか、インラインスケートだとか…。
浜田:それは誰にやらされてんの?
石川:(笑)

[次へ]

もどる
0.ジャンクSPORTSTOP

(C)フジテレビジョン