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TALK DIGEST

「本当はオレと…」
荻原健司&荻原次晴

長く日本のスキー界を牽引してきた荻原兄弟。
兄の健司さんは3年連続のW杯総合優勝、そして五輪2大会連続の金メダル獲得と日本の黄金時代を築きあげました。
双子の弟である次晴さんも長野五輪で5位入賞。
中学生から全国大会で活躍していたお2人は3年生の時に1-2フィニッシュという好成績を収めました。
見た目はソックリのお2人ですが、競技や恋愛など考え方にはかなりの違いがあったようで…。

次晴:(全国大会の1-2フィニッシュは)懐かしいですね。中学3年生の時ですけども。
やっぱり嬉しかったですね。
荻原兄弟で日本の1位、2位ですから。
浜田:当然、兄ちゃんが1位で?
次晴:はい、その通りです…
でも、その「当然」というのは?
浜田:(笑)でも、まあそういうことでしょ?
次晴:ええ。そうです。
浜田:その(兄に負ける)悔しさはないの?
次晴:それがないんですよ。健司以外の選手に負けると悔しい思いをするんですけど、健司に負けるのはひとつも悔しくないですね。
浜田:ホンマに?今、TVやからって言うてない?
次晴:ホントにないです!ライバルだと思ったこともないです。
「健司がダメだったらオレが頑張ろう!」っていう気持ちになりますし…
健司もそうだろ?
浜田:「そうだろ?」って。じゃ、どうですか?
健司:全国中学校スキー大会で1位、2位、ワールドカップでも1位、2位とったことあるんですけど、今考えると兄の私が2位じゃなくて良かったな…と。
浜田:今、「(順位が)逆やったらどうですか?」って聞こうとしてたんですけど、これが逆やったら…。
健司:悔しいですね。弟に負けるっていうのは悔しいですね。
5分先に産まれてますから。人生経験長いですから、5分。
浜田:(笑)ハハハ
内田:この頃、お2人には双子のライバルがいたんですよね?
健司:ああ、いたね。どこの選手だっけ?
次晴:僕たちは群馬の中学生だったんですけど、山形県に双子がいたんですよ。
(その双子は)中学時代強かったんですけど、僕たちが高校生になって大会に出たら、その双子が来なかったんですよ。
で、山形の選手に「あの双子どうしたの?」って聞いたら、「あの2人ね、暴走族になっちゃった」って。

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