ジャンクSPORTS
-ファンタスティックストーリー-
11月28日 福原愛
○成長 福原愛
・成長 福原愛
・日本中が注目する卓球少女・愛ちゃん。その愛ちゃんは、この夏16歳の福原愛へと成長しアテネの地に挑んだ。
・3歳から卓球を始め、数々の最年少記録を塗り替えてきた愛ちゃんが、ついに世界への第一歩を歩み始めたのである。この夏、初めて触れたオリンピックの舞台。果たして愛ちゃんは何を掴みとったのだろうか?
・「すごい楽しかったです。ベスト16という結果には満足してないですけど、試合の内容とかには満足じゃない部分もありましたけど大体は満足でした」
・誰もが知っている卓球界のアイドル・愛ちゃん。とても負けず嫌いで、とても泣き虫。そんな彼女はこの頃からすでに大きな夢を持っていた。
・「(オリンピックに)できれば出たい」小さな体に秘めた大きな夢。厳しい練習にも、持ち前の負けず嫌いで耐え抜き、着実に力をつけていった。
・そして、ついにたどり着いた夢の舞台で見事ベスト16の快挙を果たした。しかし、その戦いは楽ではなかった。敗退後のコメントがそれを物語る。
・「みんなにメダル獲ってきてと言われたのに獲れなくて、本当にすいませんでした」
・彼女は若干16歳で日本代表という重みを感じていたのである。
・「1試合目とかすごい緊張して、負けなかったから今は笑い話みたいな感じになってますけど、もし負けてたら冗談じゃなかったんで」
・アテネで緊張に押しつぶされそうな体験をバネに、福原選手は帰国後の国体で優勝を宣言。そこで自らにプレッシャーを与えながらも、宣言通り優勝を果たした。それは大きな成長を目の当たりにした瞬間だった。
・「自分が出たいと言った大会なので、絶対に勝たないと帰れないなという感じでした。(優勝できて)嬉しいし、ホっとしてます」
・その姿は卓球が上手くなりたくて、がむしゃらに卓球を追いかけていた愛ちゃんではなく、自分の進むべき未来が見えている1人のアスリートの姿だった。そんな福原選手に日本中が4年後のメダルを期待する。
・「オリンピックは4年に1回なんで、まだ何も考えられないというか、次の夢ですね。オリンピックに出ることが。頑張りたいと思います」
・アテネでの経験は幼い頃、悔しくて何度も流した涙と同じように忘れることの出来ない財産となった。
自分の進むべき道を信じ、福原選手は4年後の新たな夢へと大きく羽ばたく。
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(C)フジテレビジョン