ジャンクSPORTS
ジャンクNY通信

「バンクーバー」

二週間にわたり熱狂した冬季オリンピックが終了しました。
前回のトリノは浜田さんとともに合宿生活を送りましたが、今回私はもっぱらTV観戦になりました。

アメリカではオリンピックはNBCの独占放送です。ネットワークのNBC本体にとどまらず、系列のケーブル局、インターネットの動画配信も含めてNBCはこの時期、系列を挙げてオリンピック一色になります。
しかし、独占放送であるが故、他局は冷ややかにオリンピックとは距離を置きます。
オリンピックが全局挙げてのお祭り騒ぎの日本と違い、アメリカでいまひとつ盛り上がらないのはここに構造的な要因があるというのが僕の見立てです。
今回、他局でも事前に話題になるようなアメリカ人選手はショートトラックのアポロ・オーノ選手、アルペンのリンゼイ・ボン選手位しか居ませんでした。

注目の女子フィギュアスケートに関して、日本では各メディアが最上級の扱いで報じましたが、米国でこの種目をどのように報じていたのかお伝えしたいと思います。

日本でブームが起きるずっと前からフィギュアはアメリカでメジャーソフトとして受け入れられており、他種目に比べて注目度は格段に高く感じました。ショートプログラムの翌日、NYタイムズはトップに立ったキム・ヨナ選手の大写真を、なんと一面トップに据えた程です。

NBCの中継を見ていてもキム・ヨナ選手と浅田真央選手はそれぞれ韓国・日本でのスーパースターぶりを、出演したCM素材等を使ってプロモーションビデオ風にまとめてあり、これがよく出来ていました。僕はアメリカのスポーツ中継で初めてレベルの高い選手紹介VTRを観て、わくわくして本番に臨む事が出来ました。

[次へ]

もどる
0.ジャンクSPORTSTOP

(C)フジテレビジョン