古畑任三郎
フ ァ イ ナ ル

□インタビュー
イチロー選手役 イチロー

Q.最初の顔合わせ・本読みのとき、すでにセリフを覚えていらっしゃいましたよね。

台本をもらったその日から、自分なりに何としても覚えていかなくてはいけない、という思いがあったんです。それがおそらく唯一、僕が見せられる礼儀というか誠意だと思ったので、それだけはやっていきたかったんです。ただね、役者さんたちを前にすると、違う緊張感みたいなのが生まれてきたし、1回、頭の中が真っ白になると、もうどうしようもなくなっちゃって…。でも、本読みの段階で本を見ない、詰まってもいいから本物の人たちの声を聞いて、自分にどういう表現が出来るのか、っていうことを試したかったんです。監督にも確認したら「それでいいですよ」とおっしゃっていただいたので。僕にとっては、本を見てしまったら、それは台無しになる行為だったんです。

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