SP
警護報告書
2008.1.26(第11回)

駆けつけた尾形たちをけん制した山西の指が引き金にかかったその時、ホールに銃声が響き、弾が壁に当たった。高島が山西に向かって発砲したのだ。すぐさま山西に腹部を撃たれ倒れる高島。その瞬間、笹本が山西の右腕を狙い発砲。拳銃を落とした山西はナイフを取り出し麻田に向けて振り下ろすが、尾形の放った銃弾が胸に当たり舞台上に崩れ落ちる。首相担当SPが到着し退避する麻田は、井上を振り返り静かに「すまなかった」と謝罪する。警官が駆けつけ慌しくなったホールでは西島(飯田基祐)と田中(野間口徹)がその様子を静かに見つめていた。

1カ月後――。田中ら公安部が逮捕に向かった高級マンションで西島の自殺死体が見つかった。窓の外に走り去る「リバプール・クリーニング」の車を見つめながら、深追いはせずに自殺として片付けるとの上司の言葉を聞く田中。

警護課。食事に行くことになった井上たちがエレベーターホールに行くと、中尾(江上真悟)が尾形を呼び止め2人の男を紹介した。警護課に配属になる男と紹介されたのは、麻田をペイント弾で撃った謎の男だった。そしてもう1人は新しい理事官だ。「西島先輩は残念でした」と小声で話しかけてきた理事官に「大義のためだ」と言い放つ尾形。そんな2人から悪意を感じた井上は鋭い視線を向けて…。

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