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ﾀﾚｺﾐ情報
□受信ﾒｰﾙ011
送信者:ﾌｯｼｰ
件名:vol.11 刑務所で対峙する2人…
日時:11/29 17:00
5話冒頭で登場するｼｰﾝ｡堤真一氏と謎の男･山西を演じる平田満氏の姿が見える｡尾形が受刑者である山西のもとへ面会のために刑務所を訪れているｼｰﾝの撮影だ｡ｽﾀｼﾞｵの一角に作られた刑務所面会室のｾｯﾄは照明も暗めで､いつもとは違う雰囲気｡心なしか現場にも重い空気が流れている気がする｡
本番｡｢そろそろ話す気になったか?｣と尾形からの発言に始まり､2人の意味深な会話が続く｡怖いくらいに淡々と会話をする2人をとらえていたｶﾒﾗが､やがてｾｯﾄの周りを半円を描くように動いていく｡すると､そのｶﾒﾗの動きに合わせ"あるもの"が動き出した｡なんと､2人の間を仕切っていたｶﾞﾗｽの壁だ｡会話する2人の間を､静かにゆっくりと移動していく壁｡
いつの間にか堤氏と平田氏の間には壁がなくなり､椅子に座って向かい合う2人が話しているという､ちょっと不思議な光景に｡それでも堤氏と平田氏は表情1つ変えず､何事もないように会話を続けていた｡映像で見ると､壁が動いたのはまったくわからない､ただの"面会の風景"に映っている｡
ｶｯﾄがかかると､一気に緊張感が解け､2人の表情も緩み､現場にもいつもの和やかな空気が戻る｡壁も元の位置に戻った｡
このｼｰﾝは､後のｽﾄｰﾘｰに反映されてくる重要なｼｰﾝ｡映像はもちろん､2人の会話もしっかりと聞いて記憶にとどめておいて欲しい｡
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