なでしこ隊
- 取材日記 -
■7月28日(月)
なでしこ隊を襲った"空爆の悲劇"
知覧基地で奉仕をするなでしこ隊は、常に死と隣り合わせでした。
金丸ヒデ子さん(78)は、死の戦慄に震えた一人です。
「水桶を運んでいたら、突然敵機に襲われました。爆弾が落ちてきて、目の前で友達の足が切断されたんです。飛んでいった足を見て、私は気を失って倒れました。
「防空壕に入った後も、震えは止まりませんでした。戦争の恐ろしさを一番感じました。」
足を失った友達には、それ以来会っていないそうです。
人の人生をあっけなく壊してしまう戦争は、二度とあってはならない。
それが金丸さんの願いです。
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