魔女裁判
- 第4話 -

吉岡徹(生田斗真)に黒川竜一(鈴木亮平)が届けた荷物には100万円が入っていた。

翌日、徹は評議室に集まった裁判員たちに自己紹介を提案する。名前を名乗ることで互いを信頼し、結束を固めて正々堂々と審判しよう説得を試みるが、相馬卓(平方元基)や田所秀雄(中村靖日)に反対される。直後にトイレに立った田所を怪しんだ徹は一緒に部屋を飛び出すが戻ってくるとイスに無罪にするよう書かれた紙が置かれていた。

第5回公判では検事側の証人として被害者の弟で東条ホールディングス社長の東条英彦(浜田晃)が証言台に立つ。英彦は、柏木鏡子(石田ゆり子)が遺産目当てに殺したと思うと言い切る。証言の様子をモニターで観察していた黒川は何かを考え込んでいた。

公判が終わるとすぐさま徹の携帯に無罪するように電話が入る。評議では、田所や奥寺梨華(末永遥)や内海信恵(松本じゅん)が積極的に無罪を訴え、渡部いずみ(加藤あい)もしどろもどろになりながら同意をするが、それらの会話はすべて黒川が書いたシナリオ通りだった。さらに徹がトイレに立つと、洗面台の鏡に大きく書かれた「無罪」の文字が。苛立ちを募らせていく徹。評議を終え全員が帰宅準備をしていると、徹がおもむろに電話で話しだした。徹は電話を切ると新聞記者の恋人が、鏡子が有罪という情報を得たらしいと言い部屋を飛び出していく。徹を密かにつけてきた人物が入った部屋のドアで聞き耳を立てていると、後ろから徹に声をかけられた。その人物は田所で、徹の動きは脅迫者の仲間を探るための芝居だったのだ。問い詰められた田所は、黒川から許可が出たこともあり、脅されていたことを白状した。

帰り道、徹はいずみの家を訪ねる。娘の命を守るためにも徹も無罪に転んで欲しいと泣きながら謝るいずみの肩を優しく抱く徹。その2人の姿をガラス越しにカメラが捉えていた。その夜、徹は本宮香織(比嘉愛未)に会いに行く。脅されていることが言えない徹と、接見以来鏡子の無実を信じ始めている香織は気まずい雰囲気になってしまう。

翌日、香織は再び鏡子に接見する。疲れた様子で現れた鏡子は、信じていた英彦に裏切られたことがショックで心が壊れそうだと明かす。そんな鏡子を見た香織は事情を知るために柏木遥(忽那汐里)を訪ねる。そこで遥は、事件の1ヶ月前に総一郎が英彦に会社資金の使い込みを非難していたところを目撃したと話す。

6回公判では別荘の管理人が、事件発生当時は鏡子に頼まれて外出していたと証言。評議室では中間票を取ることになった。迷った末、無罪に挙手する徹。しかし、手を挙げたのは徹と相馬だけで、裁判官3人を含めた7人が有罪だった。愕然とする徹の元には「ビックリした?」と黒川からのメールが届き、アジトでは黒川が英彦に結果を誇らしげに見せていた。黒川が脅していた4人に有罪にするようにメールを送っていたのだ。

接見室で、鏡子に黒川に裏切られたことを告げる進藤亮介(渡邉紘平)。途中、遥からの電話で席を外し、戻ってくると血まみれになって倒れている鏡子の姿が…!

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