ラ イ フ
- インタビュー -

――それぞれ自分の演じている人物の人物像を教えてください。

星井七瀬:「ヒロ(廣瀬倫子)は、歩ほどではないけど抜けてるところがある女の子で隙があるから最初のいじめのターゲットになったんだと思います。すごく女の子らしい部分はあるけどそのすべてが本当の姿ではなくて、裏表があるというか、ぶりっ子な一面は作ってた部分ですね。実際、立場が逆転してからのヒロは "女の怖さ"が全面に出てますから。みどりが直球だとしたら、ヒロは変化球の人かもしれません。」

末永遥:「みどりは、とにかく自分が自分が…ってすぐ前へ出て行くし、思ったことは状況やその場の空気を読まずにすぐ口に出す子ですね。それは、みどりの本来の性格だけじゃなく常に後ろに愛海の存在を意識しての行動もあると思います。みどりは愛海と同じ中学でずっと仲良しだったから、愛海がキレたらヤバイとわかってるからそうならないように自分が先頭に立ってるんです。だからといって愛海に怯えてるわけではなくて、愛海のことが大好きで友達だと思ってる。いじめるという行為は間違ってるけど、みどりなりに友達を大事にしているうえでの行動だと私は解釈しています。」

中村静香:「美沙は髪を明るく染めて、髪型も力入れてて、お化粧も大好きで…っていう典型的なイマドキの女子高生ですね。ルックス面で愛海に憧れているし、自分の弱さを自覚しているから自分を守りたい一心で愛海とは一緒にいるのかなと思ってます。自分から発言することは少なくて、いつもヒロやみどりの意見に乗っかってるだけなので、いじめに加担しているのも遊び感覚なんです。」

夏目鈴:「里絵は単に友達といるのが大好きで、はしゃぐのも大好きというごく普通の女子高生です。おそらく何も考えずに歩のいじめに参加してるんだと思います。もちろんいじめだとはわかっていますが、ノリみたいな感覚でとらえていてそれが悪いことという認識は今は持ってないんです。よく言えば純粋で、悪く言えばバカで…。」

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