ラスト・フレンズ
-Story-
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第10話 最終章・愛と死

美知留(長澤まさみ)とタケル(瑛太)は、シェアハウスに帰ってきた瑠可(上野樹里)を見て驚く。瑠可の頬に傷があったのだ。瑠可は、練習で転んでケガをした、と美知留たちに説明すると、何事もなかったかのように部屋に戻った。しかしタケルは、瑠可が嘘をついているのではないかと感じていた。

その夜、美知留たちシェアハウスの面々が食事をしていると、ドアチャイムが鳴った。その瞬間、凍りつく一同。だが、チャイムを鳴らしたのは、エリ(水川あさみ)が注文した通販商品を届けにきた宅配業者だった。そのようすを見た美知留は、思いつめた顔で、シェアハウスを出て行く、と皆に告げる。自分がシェアハウスを出て行けば、皆が宗佑(錦戸亮)の影に怯えながら暮らす必要はなくなる、というのだ。瑠可は、そんな美知留に、宗佑はどんなことをしても美知留の居場所を突き止めるはずだからひとりになるのは危ない、と言って止める。

あくる日、タケルは、事務所の社長に映画の仕事をやらせてほしいと頼みにいく。が、すでに後任も決まっており、タケルの願いは受け入れられなかった。そんなタケルに、謝る美知留。するとタケルは、こんなことで負けてはいけない、と言うと、美知留に向かって、何があっても戻ったりしてはダメだと告げる。それは、命がけで美知留を守ろうとしている瑠可を裏切ることになるから、と…。

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