ラスト・フレンズ
-Story-
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命を削る想い

美知留(長澤まさみ)は、モトクロスの大会で転倒し、病院に搬送された瑠可(上野樹里)に付き添っていた。そこにやってきた宗佑(錦戸亮)は、誰もいない待合室に美知留を連れ出すと、帰宅時間を守らなかった彼女を責め、暴力を振るった。トイレに立った際に偶然その現場を目撃してしまった瑠可は、美知留を庇い、宗佑の前に立ちはだかった。ほどなく、瑠可の戻りが遅いことを心配したタケル(瑛太)もやってきた。異変を感じ、イスを持ったまま立ち尽くす宗佑の腕を押さえつけるタケル。瑠可は、何故暴力を振るったのか、と宗佑を責めた。すると宗佑は、ふざけていてイスが倒れただけだ、などと答える。

退院してタケルとともにシェアハウスに戻った瑠可は、エリ(水川あさみ)や友彦(山崎樹範)に病院での出来事を報告した。瑠可は、美知留のことを放っておけない、と思いつめていた。

自宅マンションに戻ったタケルは、テーブルの上に置かれた宅配便に目をやる。差出人は白幡優子とあった。そこに、優子(伊藤裕子)から電話が入った。電話に出たタケルは、もう自分にかまうのはやめろ、と優子に告げた。「あんたは忘れたふりをしてるけど、俺は忘れてないし、許すつもりもないから」。タケルは、そう言い放って電話を切ると、宅配便の箱をそのままゴミ箱に投げ捨てた。

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