ラスト・フレンズ
-Interview-

Q.サイトには、DV被害に遭った経験を持つ方からのメッセージも本当にたくさん寄せられています。そういう重いテーマを扱う作品に携わって、改めてDVなどの問題を考える機会もあったかと思いますが、いかがでしょうか?

最初に言っておきたいのは、DVは100%ダメ、っていうことですね。絶対にやってはいけないこと。それを変に肯定するような、「その人もつらいんだ」みたいな話はなしだと思います。辛かったら殴ってもいいのか、ってことですからね。誰だって辛いことはあるわけです。それでも、愛する人に暴力を振るうなんて手段は選ばないんですから。だから、DV被害に遭っている人に対しては、まず、自分を大事にすることを考えてほしいです。いま、ラジオをやっているんですけど、結構、リスナーの方にも多いんですね。親から虐待を受けているとか、いじめられて不登校になったとか。情報って怖いじゃないですか。知らなかったらやらないのに…みたいなこともありますよね。僕が子どものころはリストカットなんて言葉はなかったじゃないですか。でも、いつの間にか"リスカ"っていう言葉が生まれてそれが普通に使われるようになっていって…。「登校拒否」という言葉がなんとなくマイルドな「不登校」っていう言葉になったのも、拒否するという意思が、自分を外に置いた言葉に代わることによって、ちょっと楽になったような気がしたりする場合もあると思うんです。だから、そういうことを変に肯定するんじゃなく、みんな必死に闘ってるんだ、っていうことが伝わればいいな、とは思いますけどね。

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