コード・ブルー
- 2nd season -
- STORY -
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過ぎし日

藍沢耕作(山下智久)が、祖母の絹江(島かおり)の病室にいると、ひとりの男(リリー・フランキー)がひょっこりと顔を出した。絹江は、思わず誠次と口に出す。だが、男は藍沢の姿を見ると、すぐに踵を返した。藍沢は絹江に、父親の誠次ではないかと問いただす…。しかし、絹江は咳き込んでしまい、藍沢は答えを得られなかった。

一週間後、緋山美帆子(戸田恵梨香)は心臓カテーテル手術を受け、順調に回復。反対に白石恵(新垣結衣)は、最近、仕事だけでなくプライベートも忙しそうで少しやつれた様子。冴島はるか(比嘉愛未)も元気がない。入院中の恋人、田沢悟史(平山浩行)が徐々に来るべき時への不安を抱え始めたのだ。唯一、変わらないのが藤川一男(浅利陽介)。同僚たちの焦りやいら立ちを理解出来ない。

そんな時、ドクターヘリ要請が入り、落ちて来た店の看板で頭を打った若い女性、木島由紀菜(木南晴夏)が運ばれて来る。橘啓輔(椎名桔平)たちは、過去の病歴はないと女性から聞くのだが、妊娠していた。藍沢はこの女性の担当となるが、由紀菜には母親になる自覚がない。藍沢は由紀菜の母親にも連絡するが、娘への関心は皆無だった。

同じころ、緋山は昨日も病院にやってきた男性を外来で診察。昨日は、白石が担当して男性を軽い食中毒と診断して帰宅させていた。だが、緋山は男性の腹の隆起を見て驚く。腹部大動脈瘤が確認されたのだ。緋山の機転で男性には緊急手術が行われ、無事成功。白石は、自分のミスを知って落ち込んでしまう。

橘は、由紀菜が妊娠24週と知って、過去の辛い出来事を思い出す。橘は、三井環奈(りょう)とともに、かつて西条章(杉本哲太)の指導を受けていた。その時、橘は妊娠24週で臓器が未発達で産まれてしまい、あきらめるしかない子供への挿管を西条から命令されていた。平然と練習だと言ってのける西条に、納得できないまま従った橘。子供の命が消えた時、橘は謝り続けて泣き崩れることしか出来なかった。

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