ブザー・ビート
<Story 04>

直輝(山下智久)は、ヘッドコーチの川崎(伊藤英明)に誘われて海に遊びに行く。莉子(北川景子)や麻衣(貫地谷しほり)、チームメイトの秀治(溝端淳平)、宇都宮(永井大)らも一緒だった。だが、前夜、恋人の菜月(相武紗季)とケンカしてしまった直輝は元気がない。直輝は、いつになったら自分に自信が持てるようになるのか、もっと現実と向き合うべきだ、という菜月の言葉にショックを受けていた。直輝は、話がしたいから今夜会えないか、と菜月にメールを送った。しかし、菜月からの返信はなかった。

一方、莉子は、バスの中で拾った携帯電話が実は直輝のものだったことを知る。運命的に同じバスに乗っていた、などと言う莉子を怪訝に思った麻衣は、本当は川崎ではなく直輝のことを好きなのか、と彼女に問いかけた。莉子は、慌ててそれを否定すると、直輝とは友だちだと返す。川崎は、そんな莉子に、大学時代の仲間に紹介したいから食事に行かないか、と持ちかける。

夕方、一行が帰り支度を始めようとしていると、直輝の携帯電話に菜月からのメールが入る。メールには、「私も会いたい」と書かれていた。それを見た直輝は、先に電車で帰ると言って川崎たちと別れ、駅へと急いだ。

その晩、直輝は、菜月のマンションを訪れる。菜月は、昨夜のことを直輝に謝った。それに対して直輝も、菜月から言われた言葉で自分を見つめ直したと応え、甘えていたことに気づいた、と言って菜月に謝る。菜月と仲直りした直輝は、バスケで輝いている直輝が好きだという彼女の言葉に励まされる。が、その際、直輝は、菜月のベッドの下に、アームバンドが落ちていることに気づく。

夜、直輝がいつもの公園を訪れると、莉子がバイオリンの練習をしていた。莉子は、後輩の代役でミニコンサートに出ることになったのだという。

練習を終えた莉子は、直輝に頼んで、しばらくの間、彼の練習する姿を見ていた。直輝のバスケを聞いていると元気が出る、という莉子。目を閉じてその音に耳を傾けていた莉子は、「好きじゃないよね…うん、友だち」とつぶやいた。

[NEXT]

もどる
ブザー・ビート TOP

(C)フジテレビジョン