ありふれた奇跡
第8話
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中城加奈(仲間由紀恵) は、藤本誠(陣内孝則) の働く住宅展示場にやってきた。加奈は住宅を見に来た客を装い、誠に案内されながら田崎翔太(加瀬亮)が子供はいらないと言い張っていることを話す。翔太にはもう会わない方がいいのかもと言い出した加奈に、誠は養子・里親という選択もあることを告げる。ためらいつつも子供部屋を見て涙声になる加奈の気をそらすように誠は展示場前に捨てられていた子猫を見せる。子猫を愛しそうに抱く加奈を、誠は複雑な思いで見つめる。

重夫(風間杜夫) に呼び出され喫茶店にやってきた朋也(岸部一徳) は、重夫が女装していることに怒りを露わにする。重夫の話は、加奈と翔太を応援したいというものだった。難色を示す朋也は、子供ができないのは翔太のせいだと訴え、加奈が養子・里親のパンフレットを持っていたことまで話す。思ってもいない話に驚き呆然とする重夫。

朋也から聞いた話を四郎(井川比佐志) にすると、翔太に事実を確かめろという。重夫は律子(キムラ緑子) に連絡をとり真相を探らせる。律子に病院で調べたのかとか聞かれた翔太は否定しながらも、重夫がその事実を知っていることに驚く。

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