ありふれた奇跡
インタビュー

Q.井川さんが感じる、作品の魅力を教えてください。

毎回感じることですが、山田さん脚本の手強さでしょうね。『ありふれた奇跡』で言えば、まずタイトルからして悩ましい。まったく対照的な言葉が、1つの言葉としてタイトルになっていることはどういう意味なんだろうと考えるわけです。脚本を読むと、今度は「こんな長いセリフを覚えられるだろうか?言えるだろうか?」と不安を感じながらも、やらなくちゃいけない現実がある。これは夢でうなされることもあります。いざ芝居をすると相手の出方に驚いたり、笑ったり、刺激されたりする。現場には共演者やスタッフの方の熱いまなざしと息遣いが溢れている。たった数分の1シーンを演じるのに、いろんなことがあるんです。僕に言わせれば毎日格闘しているようなものです。苦しみながらも楽しい、そういう場にいられるのはとても幸せなことだなって思います。山田さんはこれが連続ドラマ最後になるかもと話していましたが、僕自身もこれは連続ドラマは最後になるかもしれないなと、それくらいの気持ちで挑んでいます。

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