Dのｹﾞｷｼﾞｮｰ
〜運命のｼﾞｬｯｼﾞ〜
■最後の仕打ち
平成5年､ﾏﾘは安達のお膳立てにより､南青山にﾀﾞｲｴｯﾄ教室をｵｰﾌﾟﾝさせる｡この仕事に全力で取り組もうとしていたﾏﾘ｡しかしそんな彼女をあざ笑うかのように､安達が突如姿をくらました｡ﾍｱﾇｰﾄﾞ写真集による収入､ﾀﾞｲｴｯﾄ教室の入会金など､ﾏﾘの手元にあった全てのお金を持ち去ったのだ｡
独り置き去りにされたﾏﾘ｡しかしこのことが､13年間に及ぶﾏｲﾝﾄﾞｺﾝﾄﾛｰﾙを解く貴重な時間をﾏﾘにもたらした｡
そして一ヶ月後､安達から新たにお金を融通してくれるよう催促の電話がかかってきた｡それをﾏﾘは､強い怒りとともに断ったのだ｡それ以来､安達から連絡が来ることはなくなった｡
こうして拝み屋との関係を断ち切ったかに思われたﾏﾘ｡しかし､まだ彼女の兄がﾏﾘのﾏﾈｰｼﾞｬｰとしてﾏﾘのもとに残り"ﾋﾓ"のように彼女のもとにつきまとい続けた｡
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