Dのゲキジョー
〜運命のジャッジ〜

■奇妙な修行の始まり
拝み屋のもとに通いだした頃、マリは『安達』という別の女性とその家族を紹介された。彼女は、拝み屋神田のいわば信者であった。そしてマリは、やがてその安達という女性にも翻弄されていくようになる。

拝み屋たちが参加してとり行われる"お参り"という儀式。その儀式を行うと安達やマネージャーたちの手は、何かの力を得たかのようにガクガクと動き始めた。それを見たマリは、なんと彼らのことをうらやましく思い、自分にそんな力がないのをもどかしく思っていたという。

そしてこの頃から、拝み屋たちはマリを仲間に引き入れるようマリに声をかけ、またマリもそれに答えるようになった。マリは、拝み屋たちのために多額の資金を出資。拝み屋たちとの共同生活を始めた。

連日行われる奇妙な修行。2時間正座をさせられたり、あるときは、外食をするために全員がお揃いの白いトレーナーを着て街に繰り出すこともあったという。

修行生活を始めてしばらくしたある日、突如拝み屋神田の身に異変が起こった。神の声が聞こえなくなったというのだ。そしてそのまま彼女はこつ然と姿を消した。

もどる
サイトTOP
0.フジテレビTOP

(C)フジテレビジョン