Dのゲキジョー
〜運命のジャッジ〜

■娘たちをプロゴルファーにしようと決めた日

昭和56年、21歳で結婚した良郎、しかしなかなか仕事が定まらず、職を転々としていた。そんな状況の中で3人の子供が生まれ、一家は貧しくなるばかりだった。
そんなある日、良郎は『自分の様な人生は歩ませたくない』と思い、何をさせたらよいかを考えた。
娘たちは運動神経が良いわけでもないし、勉強もさほど好きではない。元々ゴルフが趣味だった良郎は、賞金も良く、運動神経がなくてもできるゴルフをさせようと決めた。さくらが小学校2年生、8歳の時のことだった。

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