ラヴソング Every Monday 9 pm on-air

Special Interview 脚本家 倉光泰子さんインタビュー

倉光さんが『ラヴソング』を書かれることになった経緯は?
初期の段階から、企画を考える場に参加させていただいていたんです。でも、その時は自分が書くとは全く考えていませんでした。新人ですし、福山(雅治)さん主演という大きなドラマなので…。そうしたら、去年の9月ごろに私が出したプロットが採用され、脚本も書かせていただくことになったんです。
その段階で、内容はどのぐらい決まっていたのでしょう?
医者に憧れる若い女の子という感じの純愛路線で行こうというイメージでした。女の子はコンプレックスを持っていて…。その中に、涙や笑いがあるような感じですね。
その若い女の子が、さくらですね。
コンプレックスで、かなり追い込まれています。
さくらのコンプレックスで何が一番辛いか?  を意識して描いています。そんな時に、優しく手を差し伸べてくれる人がいたら、きっと好きになっちゃうだろうなって(笑)。
神代も悩みを抱えていました。
そうですね。年齢差はありますけど、2人とも悩みを抱えています。その悩みを、お互いにどう克服していくのか?  という、話にもなっています。

2人の周囲にいる人物のキャラクターは?
夏希は、基本的に大人なので意地悪はしないけど、軽く嫉妬したりするのをチョコチョコと(笑)。でも、あまり嫉妬で相手を追い込むようなことはしません。真美とさくらの関係は、本当に仲の良い感じを出したいので、2人の時はちょっと言葉使いを乱暴にしてます。女同士、女子校とかって、あんなだったりするんですよ(笑)。そんな真美に依存していたさくらが、彼女の結婚という現実で急に離れなくてはいけなくなる。さくらにも、これまでも一歩踏み出すチャンスはあったけど、きっと出来なかった。真美の結婚は、必然的にさくらに踏み出さざるを得ない状況が突きつけられますから。
空一は?
もう、可愛い感じで(笑)。けど、ちょっとバカで憎めないキャラクターです。描いている私にとっても救いになります。涼子さんと空一の関係を書くのも楽しいです。
登場人物の男性で、倉光さんが好きなのは空一?
神代もカッコイイけど、チャラいじゃないですか?  わざとチャラくしているんですけど(笑)。ただ、実際にあんなにカッコウ良い人が近くにいたら惹かれちゃうと思います。空一は好きだけど…若いからなぁ。

女性は、やはりさくらですか?
はい。さくらを演じている藤原さんが、お芝居は初めてで、私も連続ドラマの脚本が初めて。ですので、感情移入してしまいます。
ご自身を投影しているようなこともありますか?
恋愛に関してはありません(笑)。でも、彼女のもどかしさというか、誰でも言いたいことが言えないことってあるじゃないですか?  そんな時の気持ちを思い出して、それをデフォルメして書いています。もどかしさが出せていたら、みなさんに伝わっていたら良いですね。
さくらたちの広島弁は?
私は埼玉出身なので、監修の方に書き直していただいてます。でも、夫が広島なんですよ。だから、聞いてみたんですけど“広島も地域によって違うからなー”とか“もう忘れちゃった”とか言って、教えてくれないんです(笑)。
客観的に放送をご覧になっていかがですか?
本打ちから、西谷監督とガッツリお話させていただいてますので、映像を見ても違和感などはありませんでした。西谷監督には、お話というより、教えていただいたという感じです。