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夏希自身の神代への想いもありますが、姉の気持ちが乗り移ってしまったような感情もあったと思います

2016.6.3.Fri Update Interview #6 宍戸 夏希役 水野 美紀さん

『ラヴソング』の撮影に参加してこられて、いかがですか?
私はライブハウス『S』でのシーンが多かったです。そこには昔のバンドメンバーが集まるという設定になるんですけど、福山(雅治)さん、田中(哲司)さん、渋川(清彦)さんたち大人チームでお芝居するのが楽しかったです。
どのような雰囲気に?
少し枯れた感じと言うか…。大人ならではのテンポ、テンションのお芝居を出来るのが心地よかったんです。
夏希はどのような人物だと捉えていらっしゃいましたか?
夏希は姉を亡くしています。そのことを姉と交際していた神代も引きずっている。お互いに姉の存在を引きずったままに生きている人たちですね。でも、姉の死は随分以前の話になるのと、夏希は音楽をやっているということもあって、性格的には外交的でサバサバした女性だと思って演じていました。
夏希の神代への感情は?
やはり、ずっと恋していて、気にかけている人です。放っておけないんですよね。神代は夏希の姉が亡くなってから、音楽をやめて、他のいろんな事もあきらめているように見えます。夏希は、そんな神代の姿を悲しく感じていたのではないかと思います。

そんな神代が、さくら(藤原さくら)と出会いました。
そうですね。神代は、さくらと出会って再び音楽を始めました。夏希は神代が音楽へのやる気を取り戻した事は嬉しかったんですが、さくらに対して嫉妬します。そこには、夏希自身の神代への想いもありますが、姉の気持ちが乗り移ってしまったような感情もあったと思います。
そんな思いが、7話でさくらにぶつけられたようですね?
姉のために書いた曲を、さくらに提供しました。嫉妬というか、怒りというか…。でも、私は夏希が感情をぶつけるなら、神代へと思っていたので、7話の台本をいただいてビックリしました。さくらに言うんだ!  って。夏希は、わりとわきまえた女性なので、少し大人気ないですよね。若い娘を追い詰めてしまいましたから…。ドラマチックな展開です。もちろん、さくらへの嫉妬もありますが、気持ち的には神代に想いをぶつけているイメージで演じました。
ドラマでは音楽が重要になっています。
水野さんご自身は音楽との関わりは?
私自身は、プライベートではあまり音楽を聴かないんです。ですけど、舞台の演出をやっているので、音響の方にイメージを伝えるために、制作の時期になると、いろんなジャンルの曲をまとめて聴きます。そして、芝居に音をはめていくんですけど…。曲が上手く芝居とマッチした時の爽快感は凄いですね。音楽の力を一番感じる瞬間です。あと、役者としては次に演じるシーンの前に、合いそうな曲を聴いていたりもします。そうすると、スムーズに芝居に入れたりすることもありますね。元気なシーンならロックやヘビーメタル、悲しいシーンだったらバラード系。シチュエーションに応じた雰囲気のフォルダーを作っているんです。

夏希はキーボード奏者でもあります。
ピアノは子供の頃に習っていたんですけど、久しく弾いてなかったんです。今回は、弾くことが出来るまでは練習して行ったんですけど、さらに歌って、芝居するとなるとそれぞれの動きを連動させるのが難しくて、本番ではめちゃくちゃ緊張しました。今までにも単にピアノを弾いている…というシーンは経験があったんですけど、弾きながら芝居をするのは今回が初めてでした。こんなに難しいんだって…。福山さんは息をするようにギターを弾ける方なので、あれぐらい弾けないと芝居は無理だって思いました。演奏シーンは本当に疲れました(笑)。
ドラマを客観的にご覧になられて、いかがでしょう?
まず、藤原さくらちゃんの芝居は素晴らしいと思います。空一(菅田将暉)、真美(夏帆)、そして、さくら…施設出身という過去を抱えた若者3人が、東京に出てきてもがいて生きているという人間ドラマが、とても面白く描かれていて引き込まれますね。神代や夏希たち、大人の関係も温度差がきちんとありますし…。恋愛よりも登場人物たちの人間関係が生きている作品ですね。
視聴者のみなさまにメッセージをお願いいたします。
ここからは、さくらが一体どうなってしまうのか? ですよね。さくらの神代への想い。そこに神代はどんな答えを出すのか?  また、空一のさくらへの想いに決着がつくのか?  夏希は自分の気持ちへの答えは出ていると思うので、あとは神代の背中を押すような立場になるのだろうと思います。最後まで楽しんでご覧下さい。