尾元勇蔵の10年前のリストラが仕組まれたものだったという衝撃の真実が明らかになり、そのお詫びと渡された道波商事の裏帳簿を狙った奇妙な2人組に銃口を突きつけられるという危機的状況に陥ったまま「特別版 前編」が終了。
これまで幾度となくピンチを切り抜けてきた尾元ですが、このピンチを切り抜けることはできるのか…? 尾元たちが大ピンチに直面しているこの状況で、同じく“台本9ページにわたる会話を1カットで撮影”という大ピンチをむかえていたのが温水洋一さん、栗山千明さん、梶原善さん、酒井若菜さん。緊迫感ただよう撮影模様は前回お伝えした通り(このシーンは「後編」内で放送されます)。しかし、キャストのみなさんのピンチはまだまだ終わらなかったのです…。

ショーパブのセット。9ページのシーンを撮り終わり、キャストもスタッフもホッとひと安心…とはいきません。次に待っていたのは“7ページ1カット”の撮影。2ページ減ったとはいえ通常よりはるかに長く、しかも慌しい動きも加わるので過酷さは変わらずなのです。と、ここで岸本加世子さんの登場。このシーンは岸本さん扮するカズ子がショーパブに走りこんでくるところからスタートします。ちなみに“慌しい動き”の中には岸本さんによる温水さんへのツッコミ(?)があって、「どういうことよ!?」と詰め寄ったり、胸を叩いたり、果てはビンタも飛び出し、なかなか激しいバトルが展開されるのです。もっとも温水さんの反撃はないので、一方的なバトルですが…。ツッコミ部分は当てるフリで、リハーサルが入念に繰り返されます。その合間には、それぞれがセット内の方々に散りセリフを練習する姿もあり、本番にむけて緊張感がどんどん高まっていきます。
そして、いよいよ本番。カズ子がショーパブに走って登場、怒涛の会話劇の始まりです。スピーディーに流れていく会話…と思ったら、前半部分でカットが。セリフが1行抜けてしまったことと、スタッフ側にちょっとしたトラブルがあったようです。この中断でキャストもスタッフもなんとなくリラックスできたようで、みなさんの表情はとても和やか。そのまま2度目の本番へ。2度目はセリフが抜けることもなく、カズ子の尾元へのツッコミも鮮やかに決まり、監督からOKが出ました。それにしても見事だったのはビンタ。温水さんの頬にクリーンヒットして「パチン!」と軽快な音を出していました。
本番終了後のモニターチェックでは、温水さんも笑いだすほど。こちらも注目です。
ここでまだ安心できないのが温水さんと岸本さん。安心できないどころか、2人にとっては今のは準備運動でここからが本当の試練といっても過言ではありません。それは、30ページにわたるシーンの撮影があるから。この30ページのほとんどが温水さんと岸本さんの会話で構成されているのです。やってもやっても長いシーンが続く温水さんの試練は、ピンチ遭遇率の高い尾元をもしのぐ勢い。そういえば、前シーンのリハーサル合間には時間を惜しむように岸本さんとセット内のソファに向き合って座り読み合わせをしている姿もありました…。そんな温水さんと岸本さんが繰り広げるテンポのいい会話、しっかり見届けてください!