

「撮影の期間は長かったんですけど、終わってみたらあっという間でした。1作目からご覧になられている方の期待も裏切らず、また新しく見始めて下さった方も興味を持ってくださる作品になったと思います。」
「最終回スペシャルで、下水道のトンネルの中に行くシーンが印象的でした。地下16メートルにある本物のトンネルでのロケでしたので、狭いし空気が薄くて…。なるべく最小限のスタッフでの収録でした。ただ、大変な場所でしたけど、河毛監督がテキパキと進める方なので、撮影自体はとてもスムーズに運びました。いつも大変な初療室でのシーンも、第4シリーズでは、対患者だけではなく医師同士のストーリーも多かったように思います。過酷な状況の中で、医師たちがどういうモチベーションで仕事をこなしていくのかという人間ドラマがメインになっていたので、時間のかかる治療シーンがあまり多くなく、その分、撮影も早かったんです。だから、あっという間に終わったという感覚がありますね。」
「手元に集中してしまうと、どうしても表情が硬くなってしまうんです。でも、それではどういうシーンなのかが、伝わりにくくなってしまうので、あえて表情をオーバーめにつけるように心がけていました。また、研修医のころの楓なら、表情が硬くてもかまわないと思うのですが、第4シリーズで楓は医局長にまでなってしまいましたから。あまりにも余裕のない医局長では困りますしね。でも、医局長になるって知らなかったので、最初から計算していたわけではないんです(笑)。10年以上も医療の場を経験している楓を考えた時に、こうしようと思ったんです。」
「多くの皆さんの応援のおかげで、新たなスペシャルまで作れるようになったので感謝しています。総集編から始まった第4シリーズは、新たにたくさんの方にも見ていただけて本当に嬉しかったですし、私自身、第4シリーズまで続いたことで『救命病棟24時』が積み重ねてきた歴史を実感しています。進藤先生と楓、『救命病棟24時』は、さらに歴史を重ねて、もっともっと深い内容を描いていけるのではないかと思います。」
「最終回スペシャルで楓は医局長になりました。私自身、楓はすぐに医局長を辞めてしまうと思ったんですけど、そのまま続けています(笑)。でもまだ“医局長見習い”みたいな感じですね。その楓が、責任を持った立場で自信を持って指示を出していけるようになるのか? そんな楓の技術だけでなく、精神的に成長していく様子が描かれます。」
「『2010スペシャル』は、第4シリーズを見ていらっしゃらなかった方も十分に楽しめる作品になっています。そして、楓はもちろん、進藤先生(江口洋介)も海南医大で働いているところから始まります。いつもどこかに行ってしまう、放浪癖のある(笑)進藤先生が、このスペシャルで、またどこかに行ってしまうのか? あるいは、留まる事になるのか?という興味もありますし、最終回スペシャル後のメンバー、それぞれの描写もたくさんあります。このスペシャルは、『救命病棟24時』の未来への足がかりとなる作品になると思いますので、是非ご覧下さい。」