インタビュー Interview

玉木宏 / 八代銀四郎

台本を読まれた感想を教えてください。

純粋に読み応えのある作品だと思いました。
山崎豊子さんは人間を描かれるのが上手な方だなと思いました。
きれいなところだけでなく人間の欲深いところが現れてくる。
戦後復興していく時代の中で生きていかなければいけない人々の強さというものを個々のキャラクターに感じます。
今の時代からみるとひどいことをやっていると思ってしまうかもしれませんが、自分が上にのしあがっていこう、という生きる強さを感じ、そういうとらえ方をするとすごく力強い作品だなという印象を持ちました。

銀四郎という役どころについて。

生い立ちに対して思うところがある人で、もっと良くなりたいという思いがあると思います。頭が切れる人でもあります。
目指すところがあって欲深くなるのか、欲があるから違うものが生まれるのか、といったところをどうお芝居で見せるかという難しさもあります。
それが銀四郎の謎めいたところにつながり、ト書きにもポーカーフェイスで、とありますが、内に秘めた心の強さといったものが伝わるような見え方にできたらと思いながら演じています。

セリフ量もすごく多いので言葉たくみに操っている感じをお芝居でだせたらと思います。
今回ドラマに入るにあたって本も映画も見ましたが(映画で銀四郎を演じている)田宮二郎さんの印象がかなり強いです。
どこか威圧するわけではないけれどまくしたてるような、高圧的になりすぎない程度に高圧的になる、その案配がすごく微妙な感じがしました。
わーっと言ったあとに抜くところもあったり、早口にしてみたり、ちょっとゆっくりめにしてみたり、敢えてイライラしているけれど柔らかく話したり、言葉使いがこのキャラクターをつくる上で大事なのではないかと思います。

他の皆様と共演なさってみていかがでしたでしょうか。

台本を読んでいる時よりも立体的に目の前に現れますからすごくわくわくします。
このわくわく感が視聴者の皆さんにも伝わると思います。
本当に共演させていただいているみなさん個性豊かで、おもしろい作品だなとあらためて思いました。
式子さんとは作品の中で長いスパンで向き合っていくので、変化していくところを松嶋さんとつくっていきたいと思います。
銀四郎としては式子に最初は追いつきたいというところがどこかあったと思うのですが、いつも松嶋さんは凜とされているので自然と追いつこうという気持ちになれます。

視聴者の皆さんへメッセージをお願いいたします。

玉木宏 / 八代銀四郎

この世界に足を踏み入れると抜け出せなくなるような魅力のある作品だと思いますので、ぜひ聖和服飾学院の一員のような気持ちで見ていただけたらと思います。