インタビュー Interview

ミムラ / 津川倫子

台本を読まれた感想を教えてください。

本当に登場する人物がくせ者ばかりなのですが、それでいてとても魅力的です。
お話としては式子、銀四郎と女性3人といった限られた顔ぶれで進んでいきますが、同じ環境下でパワーバランスがぐるぐると展開し、自分たちが気付いている変化と気付かないうちに崩壊しているところがあり、アンバランスなところをすれすれで進んでいく。そういうところがたんたんとした日常に見えて、ものすごくスリリングでおもしろいと思います。
この作品で一番みどころだと思うのは、デザイナーのお話しということで衣装がものすごくすてきだということです。キャラクターのひきたてもあるけれどその時々でキャラクターがどんな立ち位置かわかります。今までの衣裳合わせで一番多い着数を着ていると思います。
今回倫子が着用する衣裳は約40着ほどあり、デザイナーのお話しというところをぶれさせないためのスタッフの心意気というのがあちこちにほとばしっていました。
衣装に袖をとおしてよくできたセットに入って、という役者として幸せを感じる作品で、それを表現に落とし込むのが楽しみです。

役をとおして共演された皆さんの印象はいかがでしたでしょうか。

かなりきついセリフが多く、銀四郎など特にそうでこれを声に出したらどうなるのだろうと思っていました。しかし松嶋さんも玉木さんもとてもお声が柔らかいので、実際に耳にするとまろやかに聞こえてきました。読んでいる時と実際に演じている様子を見た時の落差がありおもしろい変換で、なめらかだからいいかというと逆に怖く聞こえたり、心の中でふつふつとしているものが見えてきたり、式子と銀四郎を見ているといい具合に意外性もあって、相乗効果もありとても楽しいです。
女性3人とは年齢も近く、収録合間はわいわい話しながらやっています。演じるとポジションが異なるキャラクターなので皆、憎みきれないキャラクターで(台本を)読んでいても魅力的でしたが、皆さんが演じているのを見るとさらに魅力にあふれています。

視聴者の皆さんへメッセージをお願いいたします。

ミムラ / 津川倫子

『女の勲章』というタイトルから想像できる物語部分と意外性のある部分があり、女性作家さんだから描けた女性への賛歌の部分と皮肉の部分が、多くあると感じます。
だからこそ“女性のみなさんがんばりましょうよ”というエールをもらえる。特に倫子はよくいるタイプの女性ですが、同性へのエールが込められたキャラクターだと思います。
ままならない現実のうさばらしにしていただいてもよし、よし自分もがんばろうと発憤していただくのもよし、本当にエッセンスがたくさん詰まっていると思いますのでお楽しみいただければ。特に衣装がすばらしいのでおすすめです。