Q・久しぶりにコトーを演じられて、いかがでしたか?
「連続ドラマの時のコトー先生は“よそ者”という部分があったので、僕自身、出演者の方々と一歩距離を置くようにしていたところがあったんです。でも今回は、コトー先生が島の人々に受け入れられ、家族の一員のように思ってもらえるようになりました。ですから、僕もみなさんと空き時間によく話をしたり、常に一緒に過ごさせてもらい楽しかったですね。物語の中のコトー先生としては、(島の人々に)家族として受け入れられてうれしい半面、もしその中の大切な人が病気になったら…その時は、医師としての冷静な判断を失ってしまう可能性もあります。受け入れられている分だけ、自分が辛くなる。難しいと思いますね」。
Q・収録現場の雰囲気は?
「撮影の現場では、お芝居のことに関してはやっぱり緊張はしたんですけど、心の底では皆に会えてうれしかったですし、常に安心してました。それは、泉谷しげるさん、小林薫さんの力がとても大きかったと思うんです。お二人がひっぱって下さるので、僕はコトー先生のことだけを考えていればいい。だから全体のストーリーに悩むというのではなく、ワンカットの一瞬だけというか…コトー先生は今なにを考えただろうか? ということの積み重ねだった気がします。そういう点では、ドラマの中のコトー先生の気持ちとうまくだぶっていたのかな? と、思います」。
Q・でも、台風のせいで大変な撮影になりましたね?
「今回はスペシャルだと思っていたら、“台風スペシャル”でした。正直、ヘトヘトです(笑)。結局、ロケ中、4回も台風が来たんですよね。神様のやることだから、しょうがないですけど。何度も悔しい思いをしました。それだけに、スタッフ、キャストの皆さんが与那国で流した涙と汗は一生忘れません」。
Q・最後に視聴者の方にメッセージをお願いします。
「僕自身、このドラマを通してこれを伝えたい、これをわかってほしい、ということの上に立っていないので…ただ何かを感じ取ってもらえるんじゃないかなと思っています。それは、コトー先生の気持ちでもいいし、星野さん、重さん、原さん、剛洋くんの気持ちでもいい。誰でもどの人物の気持ちにもなれると思うから。本当に、家族で見てほしいなぁと思います」。