Q・今回、出演を決められた理由は?
「原作を読ん時には、もっと寡黙なオヤジだと思ったんだよ。セリフも少ないし…。
黙っているのが、俺の役だけだから『こりゃ、いいや』って。そしたら、何なんだよ。
ドラマでは、ベラベラしゃべりやがってさー(笑)。吉岡がやってる五島健助をいじめて
ばっかりなんだよ。ハッキリ言や、悪役だね。ホントに。その上、中江監督が丁寧に
撮るからな。俺なんか使い捨て演技だから、一回やると忘れちゃうんだけど、それを
300回ぐらいやらせるからな(笑)。まあ、役者連中は、それを分かってて演じているん
ですけどね」。
Q・収録の模様はいかがですか?
「みんな、苦労しているんじゃないの? こういう(与那国島)場所でのロケですからね。
スタッフもいっぱい、いっぱいでしょう。また、さっきも言ったけど中江監督が何度もやら
せるから…。千石(規子)さんなんか、怒っちゃったみたいだね(笑)。“黒澤先生だって、
こんなにやらせません”なんて、言ってるんだもの。そしたら“いやー、こういうやりかた
なんです”なんて答えてるの。竜(雷太)さんが来た時“30回はやらせられるよ”と言った
ら“また〜”なんて言ってたけど、本当にそうなっちゃってバテまくってたけどね(笑)。
まあ、それだけ監督が丁寧に撮ってるってことなんだけどね。俺もさ、これ与那国じゃ
なくて東京のセットだったけど、台本読んだら30分ぐらいじゃないの?って、シーンだった
んだよ。それがさ、4時間もかけやがって!“表情が出てない”って言うんだよね。俺の
演技は使い捨てだって言ってるだろ! ホント、イジメかと思ったよ(笑)」。
Q・与那国島の印象はいかがですか?
「こんなに早く、車で一周できるとは思わなかったよ。本当に、ちっちゃい島なんだよね。
なんだ? こんだけしかねえのか? って、言うぐらい。それでさ、収録の合い間に泳ごう
と思って、俺、いつも海パン穿いてるんだけど、泳げそうな浜がなかなか無くて、やっと
いい浜見つけたら診療所のロケ地だった(笑)。さすが、フジテレビ、いい場所抑えて
やんのって思ったけど、俺だって泳いじゃいましたよ! あとは、魚がすごく捕れるから
釣りでもしたいんだけど、中江監督が時間くれないんだよな(笑)」。
Q・吉岡秀隆さん、柴咲コウさん、共演のみなさんの印象は?
「みんな、酒を飲むんだよね。吉岡君もイメージと違って、思ったより“大胆なヤツ”って
感じでビールを注いでくれたりね。柴咲コウも、俺たちが飲んでると“いた、いた、いたー”
って、来るんだよな。もう、探すなっていうの、人を(笑)。そういう意味では、みんな宴会
好きっていうのはあって…。飲むにしても、別にそこ行こうとか約束しているわけじゃなくて、
みんなバラバラなんだけど。島の店が少ないっていうのもあるけど、必ず誰かを追跡、
探しに行く。そういう事になってるよな。小林薫ちゃんと時任と俺が“さんすくみ”でつるんで
いるんだよ。薫ちゃんは“明日、早い”って言ってもガンガン飲まして、帰さないんです。
いい演技するからね。“させるか!コノヤロー”ぐらいの勢いで(笑)。もう、夜な夜な毎日
一緒ですからね。お互いに演技の探しっこもするし、吸収もするし。それで、薫ちゃんは
真面目だしね。すごく、みんなの事を考えてくれている。そういうところは偉いと思いますよ。
俺なんか、もう周りに気を使わせてますからね(笑)」。