Q・一話、二話では、空撮もありましたね?
「タイトルバックを撮る時にまとめて撮りました。実景よりも人物を撮ったんですけど…。
まあ、狙いというわけでもないんですが、島の人たちには本当にお世話になっていますの
で“どれだけいいところか”を島の人たちに見せたいなあと思ったんです。実際に上から
島を見たことある人はあまりいないんじゃないかと思って」。
一話での船上のオペシーンもすごかったそうですね?
「撮影に何日かかったか覚えていません(笑)。医療リハーサル、さらにリハーサルと、あ
のシーンだけで10時間、20時間では効かないですね。船も何日出したかわかりません。1
週間くらいはゆうにかかっています。朝日のシーンも朝4時くらいに船を出して、ひたす
ら待っていました」。
Q・実際の船での撮影は、いかがでした?
「僕は大丈夫でしたけど、スタッフとかメイクさんは、酔っていました。5回くらい吐いた
人もいましたよ。最初に船で島の沖に出たときは、海が荒れまくってて、もうつかまって
ないとやばいくらい時化(しけ)ていました。そんな中、1時間以上沖に向かって出たんですが、も
う同じ時間かけて帰るのが嫌で嫌で(笑)。その時は、僕も結構来ましたね。役者さんでは、
時任さんが一番辛そうでしたね。まあ、吉岡さん以外はみんな辛そうだったかなあ? で
も、お陰で夜はすぐ眠くなって困りましたけどね(笑)」。
Q・ロケでは、天候や風などの待ち時間も多いと思いますが…。
「一話ラストの旗がはためくシーンは、3、4時間は待ちましたね。5月で天気も良くなかっ
たし。スタッフは次のシーンにいっているんですが、吉岡さんたちと僕はひたすら待って
ました。6月からは海の色も全然違ってきて真っ青になりましたね。3回目のロケの8月は
風がなくなるって聞いてますので心配です(笑)。でも“暑さ”って映像で表現しづらいん
ですよ。“寒さ”は、吐く息の白さとか表現の仕方があるんですけど“暑さ”は、かげろう
を映しても伝わらないと思うし…。汗をかいてるところや、何かであおいでるところでは
今ひとつ伝わらない気がするし…。二話では國村隼さんが頭に汗をかいているのが映って
いたので、それは使いましたけどね。
気候もだんだん変わってきてるから、四話からの画
はもっといいはずですよ。海の色が凄いから。何で一話から三話は…って悔しいですね(笑)。
そういえば、島での撮影の二日目に大スコールにあったんです。もう、一時間ぐらい降り
っぱなしだったんですけど、止んで一時間で全部乾いてしまって。その後の蒸し暑さった
らたまらなかったですね。暑いのが苦手な人だったらとてもじゃないけどやってけないで
しょう」。
Q・これからの撮影は台風の心配もありますね?
「逃げようがないですからね(笑)。診療所が飛んでしまわなければいいなあと思います。
実際にロケ中に一度台風が来たんですけど、浜に埋めてある船は一度陸に上げて台風が過
ぎたあとに埋めなおしました。風の力がものすごいんです。診療所はしっかり作ってあり
ますから、少々ではびくともしないと思いますが…。それでも、診療所があるところって、
風の影響が凄いんです。もともとはあそこに学校があったらしいんですけど、やはり台風
で飛ばされてしまったそうで、今では別の場所に建っていますから」。
Q・それでは、中盤から終盤にかけての見どころをお願いします。
「暑さを出すことですね(笑)。きれいな風景には、みんなすぐ飽きるのでは? と思いま
す。そのきれいさには慣れて、あとはストーリーに更に入って来て欲しいですね。人間関
係とか、コトー先生は最後はどうなるんだろう? とか、そっちに集中できるようにして
いく方がいいように思ってます」。