インタビュー

奈津子(松嶋菜々子)の夫である浩太郎役を演じられていかがでしたか?
奈津子と自分が共働きであることを頭では理解しているけど、自分は課長なのに奈津子が部長になって、今までやってくれていたことができなくなってしまいました。それでちょっと混乱して、奈津子に対してひがんだり悩みを抱えて、深雪さん(伊藤歩)に対して心が揺れてしまったんですよね。いつも「浩太郎になろう」と心がけていましたが、いろいろなことが起こる役なので、難しかったですね。
深雪との関係では、一線を超えていなかったわけですが…。
ハグだけでキスもしていませんでしたね。そこは奈津子さんを裏切っていなくてよかったです(笑)。
優しくて良き父、良き夫でもある浩太郎は原田さんにもかぶって見えました。
それならよかったです。実は、似ているな、と思うところは結構あって。特に奥さんに頼っているところは似ているかもしれません(笑)。
松嶋さんとの共演はいかがでしたか?
松嶋さんは本当にオーラのある素敵な女優さんなんです。クランクインから何ヵ月も経っていてさすがに慣れてきているはずなのに、ふとした時に見ると「うわ、すげえ、松嶋菜々子さんだ!」って。「やばい、奈津子だ、奈津子だ」と自分に言い聞かせたことが何度もありました。
そんな松嶋さんと「ママ、パパ」なんて呼び合うシーンもありました。
格別でしたね(笑)。実生活で、そんなふうに呼び合うことがないので、最初はそのやりとりににやついていました。「パパって言われちゃった〜」って(笑)。
松嶋さんとの印象的なエピソードがありましたら教えてください。
松嶋さんはカッコいいというか、ご自身のことでも隠したり飾ることがなくて何でも話してくれるんですよ。何を質問しても答えてくれますし。僕が寝つきが悪いという話をしたら、眠りにいいというサプリを紹介してくださったりしました。ご一緒できてすごく幸せでした。
周囲からの反響もあったのではないですか?
「うらやましい」「よかった」「すごいね」とか、すごくたくさんありました。なのに、浩太郎に不倫疑惑が出た瞬間、目の仇にされましたね。今までも不倫する役はありましたけど、今回はすごかったですね。
不倫疑惑をなかなか弁明しないのも浩太郎らしいのかな、と感じました。
第7話で浩太郎が家を出ていくシーンがありましたけど、あそこは一番複雑なシーンだったと思います。だって「正直に言えばいいじゃない」って僕も思いましたけど、でも、ああなっちゃったんだろうなって。それは、奈津子が生き生きと働いていたりすること、高木(松田龍平)を見ちゃったこととか、いろいろとあるんだと思います。まだ、大人になり切れてない部分もあるんでしょうね、浩太郎には。昨日も、他局のメイクさんに「何で説明しないんですか?」って言われて、「複雑な男心なんだよ」って返しました(笑)。
息子の壮太を演じていた髙橋幸之介くんとも、とても仲良しのようですね。
今回、ドラマでは小山浩太郎という役をもらっていましたが、実は裏で幸之介くんから「ノコギリクワガタ」の“ノコ”という役、「ウルトラマン」シリーズに出てくるべムスターという怪獣の役をもらっていたんです(笑)。今日は、べムスターとしてダメ出しをされました(笑)。ちゃんと役に入っていないと怒られるし、幸之介くんの演出は厳しかったんですけど、面白かったです。まだ4歳ですが、いろいろなことを知っていて話していても面白かったですね。それと、松嶋さんのことが大好きで、松嶋さんと僕が話しているとやきもちを焼いて、「お前はしゃべるな」みたいなオーラを出すこともあったりしました(笑)。将来が楽しみですね。
そんなドラマも残すところ最終話だけとなりました。改めて視聴者のみなさまにメッセージをいただけますか?
そうですね。奈津子が本当の意味での「部長」になって、家庭もうまく収まればいいな、と僕は思っているんですが、どうなるんでしょうか。「スカッとジャパン」みたいな最終回になることを期待しています。奈津子はすごく強いわけでもない、普通の人間で、私生活でもいろいろなことが起こりますけど、それでも最後までぶれずに頑張っていこうとします。その姿は、応援したくなると思いますし、ぜひ応援していただけたらと思います。浩太郎にも少し見せ場はあるのかな? そこもお楽しみにして下さい!