毎週木曜よる10時 放送 EVERY THURSDAY 10:00P.M. 嫌われる勇気

捜査一課 8係スペシャル座談会 蘭子(香里奈)、青山(加藤シゲアキ)が勤務する捜査一課8係の刑事役を演じる升毅さん、戸次重幸さん、丸山智己さん、桜田通さんのスペシャル座談会をたっぷりとお届けします!

半田 陽介役 升 毅さん 小宮山正明役 戸次 重幸さん 浦部 義孝役 丸山 智己さん 三宅 隆俊役 桜田 通さん

個性が光る刑事役を演じていらっしゃるみなさまですが、
ここまで撮影をされてきていかがですか?
  • 撮影はそっちのけで、袋とじを一生懸命開けています(笑)。
  • 一同あははは~!
  • 戸次それ、今ホットな話題です。
  • 丸山今日撮影したところですね。
  • 劇中で小道具として使っている週刊誌が、表紙と中の記事を少し変えているくらいで本物なんです。めくっていると、素敵なページがあるものですから…。
  • 桜田肌色成分が多めな…(笑)。
  • 丸山8係は男ばっかりですから、やはり潤いが必要だという。
  • 戸次部室状態ですからねぇ。
  • 丸山そう。だから、つい見ちゃって(笑)。
  • まあ、僕は年齢的にもあまりガツガツ行くのもアレなので、少~し遠くの方から見ていますけど…。最初にページを切るのは、戸次くんですね。
  • 戸次はい、切らせていただいています。
  • ただ、ちょっと雑なんですね、切り方が(笑)。
  • 一同あははは!
  • 戸次確かに切ったのは僕ですが、「もうそろそろ切りましょう」と言ったのは、ドリくん(桜田)ですから。切っても、撮影に支障が出ないと判断したんでしょうね。
  • 桜田みなさんが見ているページが同じになって来ちゃったな、と思いまして。新しいのを見られたらいいなぁ、と(笑)。
  • 戸次ほら、この人が裏のリーダーというか、実行犯なんです。
  • 役柄にも通じるようなね。
  • 丸山僕らも遠隔で捜査されていますね。ドリくんに転がされているわぁ(笑)。
話数が進み、それぞれのキャラクターも立ってきましたね。
  • キャラクターの個性が少しずつ明確になって、演じ方も見えてきた気がしますね。
  • 戸次僕が一番好きなのは、半田係長と三宅くんの関係性。三宅くんは実はキャリア組で、今は8係に配属されていますけど、将来的にどんどん上の立場に行く人。そこが分かってからの半田係長の接し方がすごいんです(笑)。
  • あからさまな感じでね。崇め奉っています(笑)。
  • 一同確かに!
  • 実際、三宅は優秀で、頻繁にスマッシュヒットを打てる人ですけど。
  • 桜田捜査に必要な情報を、みなさんに渡しますよね。
  • 戸次そう。蘭子さんに次ぐできるヤツなんですよ。
  • あとは、半田も含めてみんなポンコツですから(笑)。
  • 丸山結構、寄せ集めっぽいですよね。一応、捜査一課の刑事だからできる人たちのはずなのに、「こんなにポンコツで大丈夫かな?」と時々思います(笑)。

小宮山と浦部の競い合いも面白いですね。
  • 戸次小宮山は、ただ先輩というだけで、浦部を虐げているんです。嫌なヤツですね…というか、本当に悪いんです、だって悪気がないんですから。
  • 丸山もっともらしい顔をしてひどいことを言うから、余計傷つくんですよ(笑)。
  • 戸次しかも、浦部が傷ついていることに気付いていない。最悪です!
  • 丸山でも、戸次さんがそこを振り切ってやってくださるので、僕も受けやすいです。
  • 戸次監督との相談の上、ちょっとコミカルに演じているのですが、丸山さんを巻き込んでしまって申し訳ないです(苦笑)。
  • 丸山いえいえ。
  • だけど、そういう関係性が、恐らく8係で何年か一緒にやっている証だと思いますよ。本当に悪気なく嫌なことを言って、言われた方も腹は立つんだけど、次の回にはなかったことのようになっているじゃないですか。体育会系というか。
  • 丸山そうなんですよね。だから、僕も浦部として、いい意味でバカでいられたらいいと思っています。
  • 戸次ありがたいです。そして、こんな大人げない刑事たちのことをすべて分かっているのが三宅くんという。
  • 桜田台本に書かれていない部分もあるので、難しいです。三宅は、蘭子さんのことも理解できるから変人だと思っていませんし、誰のこともバカにしたりせず、自分がやるべきことをまっとうしているだけかな、と思っているんですが…。
  • 三宅くんに喜怒哀楽が出てくると、さらに面白くなるだろうね。
  • 桜田そうですね。最初に台本を読んだ段階では、係長が三宅にどう接するか、想像ができなかったんです。だから、僕もどういうお芝居をしていいのか分からず、「これは現場でみなさんとお芝居をさせていただきながら、作り上げた方がいいのかな」と思って入ったら、想像以上に関係性があるようなお芝居が展開されて。「すごい!」と思ったのを覚えています。
  • 戸次少ない文字の中でも、実は台本には人間関係が描かれているんですよ。一読しただけでは分かりにくくても、現場に立ってみると分かるということが多い気がします。
  • そうね。ただ、ふり幅は分からなかったよね。だから、まずは振り切って演じてみて、微調整をしたかな。僕も最初、三宅くんに対して半田もそこまで大げさに媚びは売らないだろう、と思っていたら、監督が「もっともっと」という感じだったから、「それじゃあ~!」となりました(笑)。
  • 丸山僕も、最初はどのくらい振り切ったらいいのか分からなかったけど、先輩方が先を行ってくださったので、「よし、続こう」という感じでした。
  • 最初は手探りだったけど、それぞれがやることで見えてきましたよね。でも、半田の場合は、8係の部屋にしかいないので、そこでの関係性や振り幅は作れても、それ以外の部分がどうなっているのか、見えてないからなぁ。
  • 戸次この間、一緒に屋上に行きましたよね。
  • そうそう。「ちょっとロケに出たいな」なんてポロッと言ったら、4話で小宮山と屋上で話すシーンがありました。ウキウキしますね、外に出られるだけで。だけど、この2人(戸次、丸山)は、6話で川に入るシーンがあって、寒いし雨が降ったりして大変だったそうなんです。だから、今は「出なくてよかったかな」なんて(笑)。
  • 一同あははは!
半田は、自分が出世できないのは、
小宮山や浦部のせいだとぼやいていたこともありましたね。
  • あれも、言い訳ですよね、アドラー的に言うと。
  • 戸次原案、読まれたんですか?
  • 撮影と同時進行で読んでいるところ。面白いですよ。
  • 丸山面白いですよね。ドラマでは、アドラーの考え方をうまく取り入れていますよね。
  • 戸次丸山さんも?
  • 丸山はい。2回読みました。
  • 戸次えっ!  ドリくんは?
  • 桜田発売されてすぐに読みました。それで、アドラーの教えにハマって「僕もこんな感じで生きていこう」と思っていたら、今回出演が決まったのでうれしかったです。
  • 戸次さぁ、僕はどうしようかな(笑)。
  • 桜田会話形式で書かれているし、読みやすいですよ。
  • 丸山今、うちの小学生の長男が読んでいますから。
  • 戸次そうなんですか。息子さんも読んでいるのに、僕は…。今日、アマゾンで買います!
  • いや、あくまでも読まないべきじゃない? ここは。
  • 戸次そうですね。すべてを知ることが演技にプラスかどうか分かりませんし…。
  • 僕らはあまり知らなくていいと思いますよ。
  • 戸次ただ、これが記事になった時に、「あいつは不真面目だ」と思われないか、気になるんですよ(笑)。
  • 丸山自分の保身を考えるなんて、すごく小宮山さんっぽい発言ですね(笑)。
  • そうそう、人からどう見られるかってことじゃない、ということが書かれているんです(笑)。
  • 戸次なるほど。そういうこと、ですよねぇ(笑)。
  • 一同あははは~。

それぞれが演じている役柄をどうご覧になっているか、
教えていただけますか?
  • 僕自身、基本的に真面目な人間だと思いますが、反面、面白いこともふざけることも大好きなんです。その僕から見て、最初は「大丈夫かな?」と思っていた半田が、だんだんと、やる時はやる人だと分かって、自分に近づいてきているような気がします。
  • 丸山浦部は、直感で動くタイプですけど、僕は全然違うんです。こんなこと言うと怒られちゃうかもしれないですけど、ちょっと妻に似ていて(笑)。物事をシンプルに考えるしスイッチの入れ方が速いので、参考にさせてもらっています。
  • 桜田直感で動く、で思い出したことを言ってもいいですか?
  • 一同どうぞ、どうぞ。
  • 桜田1話で、遺体を発見した浦部さんが「クソッ」とダッシュしながら電話をかけるシーンがあったじゃないですか。あのシーン、めっちゃカッコいいですよね!  浦部さんは、犯人確保の時も最初に行きますし、確かに頭より先に体が動く人だなって。あの時に思いました。
  • 丸山ありがとうございます。よく見ていますね。
  • 戸次小宮山は、平均的な日本人っぽい考え方をする人のように思います。ほとんどの人が、みんな組織の歯車として生きているわけじゃないですか。小宮山は、蘭子さんのことを自由だからむかつく、と言うんです。でも、それって間違ってないと思います。みんなが彼女みたいだったら、組織も経済も成り立たないと思いますから。
  • 丸山参考にはできるけど、実践するのは、なかなか難しいですよね。
  • 桜田三宅は、ゆとり世代ということもあって、人と関わることが上手いわけではなくて。でも、警察に入ろうと思ったきっかけや理由はあるはずですし、捜査一課に配属されているということは、最低限のコミュニケーションは取れている人なんですよね。それでいて、自分のペースを保たないといけない役ですから、演じるのがすごく難しくて。しかも、僕以外のみなさんがすごい方々ばかりなので、未だにドキドキして緊張するんです。でも、ご一緒していてとても楽しいし、みなさんのお芝居の掛け合いに「乗っていきたい」と思うんですけど、役のことを考えるとそうもいかなくて…。
  • 乗っていかないということが、三宅的な掛け合いだからね。溶け込む必要はなくて、そのひとりズレていることが正解だと思います。それが、ドラマのトーンになってくるんですから。
  • 桜田そっか。そうですね。自信を持って頑張りたいと思います!
  • 戸次8係の空気は、三宅の“暖簾に腕押し”みたいな空気があって、初めて成立している気がします。三宅まで俺らに迎合しちゃったら、視聴者の方もどこを見ていいのか分からなくなっちゃいますから。
  • 丸山そう。必要な違和感ですよね。
  • 桜田ありがとうございます!
ドラマは、早くも中盤を過ぎました。
いろいろ気になる点がありますね。
  • 戸次6話で、ついに出てきましたね。
  • 大文字先生(椎名桔平)がね…。1話にあった蘭子の誘拐事件について、その後は触れずにここまで来たんですけど、事件について知っているのは間違いなく大文字先生ですから。それと、5話の最後に出てきた若い男(堀井新太)も気になりますし。そのあたりから核心に迫っていくんだろうな、という気がします。
  • 丸山そうですね。
  • その時、8係の僕らはどこまで食らいついていくのか、あるいは置いていかれるのか、まだ見えないですね。ドラマとして期待する部分と、自分たちが関わっていることでの不安の部分と両方あります。
  • 戸次いやぁ、本当にそうです。僕個人として気になるのは、蘭子さんがどうなっていくのか。あの生き方を貫いていくのか、変化するのか、最後を見てみたいです。
  • その鍵は、青山が握っていますよね。
  • 戸次青山は明らかに蘭子さんが好きですし。
  • 丸山結構、早い段階で影響を受けて、自分のことのように心配していましたね。
  • 桜田最終的に青山さんが蘭子さんのようになったら、それも面白いような気がします。
  • 丸山アドラー心理学をどういう位置づけに持っていくのか、どういうオチにするのかも興味があります。
  • 僕は、そこはパート2に持っていってほしいんですよ。オチはつけないでほしい。
  • 戸次だとしたら、死ねないな、これ。死んだら終わりですからね(笑)。
  • 桜田あははは!  死んだら、続編があってもエピソードゼロしかできませんもんね。そこには、まだ無邪気な蘭子さんがいたりするのかもしれませんが。
  • 丸山個人的なことでいうと、浦部は既婚者なんですが、不倫をしている疑いもあるらしく…。確かに、結婚指輪をしていないし、「彼女」というセリフもあって、それが奥さんなのかガールフレンドなのか分からないなぁと思っていたら、SMクラブの常連だということも判明して。もう、どうなることやら。ホント、好きにしてください、って気分です(笑)。
  • みんないろいろあるんだと思いますが、恐らくエピソード1では出てこないんでしょう。
  • 丸山なるほど!  続編に期待ってことですね(笑)。

役を離れたところでお互いの素顔など、
気になることはありますか?
  • 丸山戸次さんは、もっとふざけたい人なんだろうなって。それが漏れちゃっていますね。この間、解剖室のシーンの合間で、戸次さんがジブリのモノマネをやってくださって、その完成度がすごかったので、別の日に振ってみたら、また延々と…。終わらないんです、これが(笑)。
  • 戸次すいません、反省してます!
  • 丸山いえいえ。面白いんですから。
  • 戸次少しでもみなさんに喜んでいただけたら、と始めるんですけど、後半になると、ただただ自分がやりたいだけになってくるという。本当にダメなパターンです。
  • 一同あはははは!
  • 丸山ドリくんは?
  • 桜田僕はいつも緊張しています。今、ここで話すのもすごく緊張して…。
  • え、そうなの?
  • 戸次ウソでしょ?
  • 丸山全然、見えないね。
  • 桜田今までは同世代が中心の現場が多くて、先輩方とご一緒したことがあまりないんです。事務所の先輩(戸次)もいらっしゃるので…ちょっと怖くて…。
  • 戸次ん?
  • 桜田いや、やさしいんです!  すごくやさしいし、いてくださって心強い反面、やっぱり、醜態をさらせないなというプレッシャーもあって。どうすればいいんだろう、って。
  • 先輩は、休憩中とかにヘンな質問をしてくるしね。
  • 桜田はははは!
  • 戸次そこは止めましょう(笑)。今度、飲みの席で話しましょう。
  • 丸山ここではちょっと言えないような話ですね(笑)。
  • 桜田くんとは親子のような年齢だから、何を話そうかとも思うけど、戸次くんが話しているのを見て「なるほど、そういう感じか」と学習しています。「スター・ウォーズ」は、エピソード1からではなく4から見た方がいいとかね(笑)。
  • 桜田そうなんです!
  • 戸次それを言うなら、ローグ・ワンからで大丈夫です。
  • 一同あははは~。
それでは、最後に視聴者のみなさまにメッセージを
お願いできますか?
  • アドラー心理学がドラマになった、今までにないスタイルのドラマで、これから終盤に向けてますます目が離せなくなっていくと思います。基本、1話完結なので、今からでも楽しめますし、非常に見やすいですので、ぜひ見ていただきたいですね。
  • 丸山人間関係に悩む人のちょっとした救いになる言葉や教えもありますので、見ると気持ちがラクになることがあるかもしれません。あとは、僕らのポンコツぶりを笑っていただけたら、と思っています。
  • 戸次普通の刑事ドラマとはちょっと違う、おしゃれな編集も見どころです。蘭子さんの傍若無人な捜査ぶりと相まって、飽きずに見られると思いますので、ぜひ見てください!
  • 桜田僕は1話で、蘭子さんが周りから冷ややかな目を向けられながらも自分を貫いた結果、事件が解決して、そこに関わった人も救われるというストーリーに感動したんです。蘭子さんがすごく素敵だと思いましたし、カッコ良すぎました。
  • 戸次カッコいいシーンを見ると泣けるんですって。
  • 桜田そうなんです。しかも、蘭子さんは笑顔を見せないだろうと思っていたのに、相手の本音が聞けた瞬間に少し笑顔になって。それを見た時に、「この人はちゃんと心がある人間なんだ!」と思ったら泣けてきちゃって。もう、香里奈さん、カッコ良すぎます! なので、ぜひみなさまも見てください!
  • 戸次ということです。よろしくお願いいたします!