木曜よる10時 EVERY THURSDAY 10:00P.M. 嫌われる勇気

2017.1.6 FRI. UPDATEインタビュー#1 INTERVIEW

スペシャル対談 後編 庵堂 蘭子役 香里奈さん 青山 年雄役 加藤シゲアキさん

アドラー心理学を地で行く蘭子は、どんな人物だと思いますか?
  • 加  藤NEWSのメンバーに蘭子がいたらと思うと…チームワークを考えるとちょっと嫌かな(笑)。ただ、青山も、最初は嫌だと思っていたのが、尊敬やうらやましさに変わっていくんです。蘭子の言動には、幸せに生きるためのヒントがありますし、自分を不幸だと思わないところなんかは、すごく強い人なんだと感じています。
  • 香里奈彼女のセリフに、「あなたの不幸は、あなた自身が選んだものです」というのがあるんですけど、それを聞くとドキッとします。そう言い切れる蘭子は、確かにすごく強い人だなと思います。
  • 加  藤「嫌なら辞めればいい」とかね。結構、強いことを言うんですよ。
原案を読んでどのようなことを感じましたか?
  • 香里奈「すべての悩みは対人関係である」というアドラーの主張を読んで、人はひとりで生きているわけではないですから、「なるほど」と思いました。それと、アドラーはトラウマも否定していて。そんなところから自分の悩みを重ね合わせた時に、「こういう風に考えたら、もうちょっとラクになれるかも」と思えたりして。生きていく上でのちょっとしたヒントや勇気をもらえた気がしました。
  • 加  藤すごく中身が濃い本で、ドラマにも内容が反映されているんですけど、僕が好きだったのは「怒り」に関しての記述で、怒りは出し入れ可能な感情だというのが、面白いと思いました。これを理解していれば、怒りを感じる場面でも、すぐに怒ったり、感情的にならずに済むだろうなって。アドラーの理念を体現する蘭子が幸せに生きているということは、生き方としてすごく魅力的なんだと思いました。僕自身、アドラー心理学を通して、すっきりした人間になりたいと思いました(笑)。
原案の書籍を、NEWSの手越祐也さんが読んでいたそうですね。
  • 加  藤あの人、自己啓発本を読むんですよ。当時は、まだ本がこんなに売れていなかったので、タイトルだけを見て、「“嫌われる勇気”なんて持たないで」と、総ツッコミを入れたんです(笑)。でも、今回原案を読んでみて、「嫌われてもいい」という内容の本ではないということが分かりました。むしろ、勇気と覚悟と自信を持つことが大事だという内容で。そういう意味で言うと、彼はポジティブに前を走って行くタイプなので、彼を形成する何かにはなったのかな、と思います。

そのアドラー心理学が刑事ドラマになったのが、
『嫌われる勇気』です。台本を読んでいかがでしたか?
  • 香里奈「あの本がこうなったんだ」と驚きがありました。刑事ドラマになったことで、原案をご存じない方も違和感なく楽しんでいただけると思いますし、基本、1話完結のストーリーになっているところも、新鮮だなと感じました。
  • 加  藤まず、マネージャーさんに渡されたプロットに、「嫌われる勇気」という文字があるのを見て、意味が分かりませんでした(笑)。手越が読んでいたこともあって、自己啓発本だと知っていましたので、それで「刑事ミステリー」って「何なんだろう?」って。その後でいただいた台本を読んで、刑事ミステリーに心理学がからんでいくのが大胆だな、と思いながらも、それが殺人の動機にもからんでいたので、繊細で面白い台本だと感じました。今後、どんなドラマになっていくのか、楽しみです。
視聴者のみなさまにはどのように楽しんでいただきたいですか?
  • 香里奈私自身がこの作品に触れて感じたように、蘭子や青山の行動を見て、「こういう考えかたもあるのか」と気付いて、少しラクになれたり、強さを持てたりできたらいいな、と思います。周囲に嫌われるんじゃないかと気にして自分の意見を言わないのではなくて、蘭子のように自分の意見をちゃんと言うことはとても大事なことだと思いますので。
  • 加  藤殺人事件の犯人は誰なのか、という謎解きとしてまず面白いですし、さらに、そこに生きるヒントやメッセージもしっかりとありますので、見た次の日から、「ああ、あんな感じで生きてみようかな」と感じていただけると思います。堅苦しいドラマではありませんので、気楽な気持ちで見ていただけたらいいんじゃないかと思っています。

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