毎週木曜よる10時 放送 EVERY THURSDAY 10:00P.M. 嫌われる勇気

2017.2.21 TUE. UPDATEインタビュー#2 INTERVIEW

梶 準之助役 正名 僕蔵さん

梶は、鑑識課の主任として、
由稀菜(岡崎紗絵)ともに事件の捜査をしています。
梶にはどんな印象をお持ちですか?

鑑識課の主任として、それなりにキャリアを積みいろいろな人を見てきたと思います。その中で「この人はすごい」「この人は面白い」とか、感じることがあったから、庵堂さん(香里奈)が示した見解について「さすがは、庵堂蘭子」と素直にほめることができるのかなって。1、2話での梶は、そこに終始していましたが、3話から由稀菜さんと鑑識作業をするようになり、そこでの会話から、素顔のようなものも見えてきたのかな、と思っています。現場検証というパブリックな場でも、梶はボソボソと自分の家庭の話をして、そこに由稀菜さんがブラックなツッコミをするんです。娘の家庭教師が実は奥さんの家庭教師だったりして、なんて言われると、台本を読んでセリフを知っていても「お、そんなことを言うのか」と僕自身がドキッとしたり、グサグサきたりもします(笑)。

梶と由稀菜のコンビが活躍する現場検証のシーンは、
刑事ドラマらしいインパクトがあります。

そのあたりは、細かい部分まで監督と相談させていただいているからかもしれないですね。例えば、最初に問題になったのがマスクです。本当は常に着用していたいけど、着用したままだとセリフが聞きづらくなりますから、どうしようか、ということになり、結果、「しゃべるたびにマスクをずらそう」ということになりました。鑑識同士で話すときはそのままだけど、蘭子さんや8係の刑事のみなさんに話すときは、マスクをスッとずらしています。そういう小さい挑戦をさせてもらっているので、それが視聴者のみなさまに邪魔にならない形で見えていたらいいな、と思っています。

制服の着用の仕方についても、
注意されていることがあるそうですね。

鑑識の作業はかがんですることが多いですし、ヘアキャップの上にさらに帽子をかぶっているので顔が見えにくいんです。ですから、必要に応じて、帽子のつばを後ろに回して顔を見せやすくしています。岡崎さんとも相談しながら、ケースバイケースで微調整をしています。

コンビ役を演じられている岡崎さんとはいかがですか?

最初は、20代の岡崎さんと共通の話題があるだろうか、うまくコミュニケーションが取れるだろうか、と不安に感じていた部分もありました。でも、現場に入ってみたら、岡崎さんが私に話しかけてくださったり、私がふと話したことを広げてくださったりするんです。気を遣ってくださっているんだと思いますが、合間や待ち時間でもスマホを見るでもなく、会話をしてくださるので感謝していますし、それが梶を演じるうえで役にも立っていますね。ただ、話すときはやはり直視はできませんね(笑)。でも、そこは梶もそうかもしれないと思い、梶として会話をするときでも正対ではなく、横や斜めから話すようにしています。あの2人の関係性で正対して話すと、「これはこうしなさい」と圧力をかけているように見える可能性があると思いましたので。そう見えるのは、キャラクター的にも違うので、なるべく由稀菜さんの横にいて、とんでもないボールが飛んできたときだけ、ギョッとした感じでみるようにしています(笑)。

ドラマも折り返しを過ぎましたが、
正名さんご自身が気になっていることがあれば教えてください。

原案となっているアドラー心理学の本の内容に結び付けて事件を作っているのがすごいことだと思います。ですから、「次はどんなテーマを事件にするんだろう」と気になっていますし、楽しみでもありますね。そして、何と言っても気になるのが、蘭子さんの誘拐事件を含めた過去。5話からは、まさかの弟さん(堀井新太)の登場もあったりして、気が抜けません。終盤にどういうエピソードが来るのかもそうですが、なぜ蘭子さんがあのような自立した女性になったのかが明かされたらいいな、と思っています。

最後に、視聴者のみなさまへメッセージをお願いします!

基本的に1話完結のドラマで、そのなかで起こった事件を庵堂蘭子がどう解決していくのか、そこに過去の因縁もあったりするのが面白いと思いますので、そのミステリアスな部分も含めて楽しんでいただけたらと思います。そして、そのなかにたまに出てくる梶と由稀菜さんの明珍なやりとりを、箸休めとして楽しんでいただけたらうれしいです。