インタビュー

台本を読まれてどんな感想を持たれましたか。

今回戦争がモチーフになっていますが『世にも奇妙な物語』ならではの不思議な軽さとユーモアと、それとは真逆の不思議な重さとを同時に持つすばらしい台本だなと思い、ぜひ参加させていただきたいと思いました。

軍隊の一員として演じるシーンを撮影されていかがでしたか。

戦争のシーンは本当に大変なのですが、なかなか他の作品ではできないような表現方法といいますか。通勤型の兵士ということですので、普通のお仕事に向かうように戦場に出勤します。
日常のありふれた生活の中に戦争があって、戦場の様子も見たことのない描き方でとても興味をそそられました。
妻が戦地にお弁当を持ってやってくるという先ほど撮影されたシーンもいかがでしたか。
不思議な寓話感といいますか。どこかこうやはり夢物語のような不思議なテイストの話ですね。
2004年『過去からの日記』以来、12年ぶりに出演された『奇妙』ならではの世界観はいかがでしたか。
『過去からの日記』は自分が関わって参加した作品のなかでもすごく好きな作品でまわりの人からも『好きだ』とよく言っていただける作品です。
(『過去からの日記』は)本当に心に染みる物語でしたけれど、今回はある意味王道と言いますか、ブラックユーモアの作品なのですごく楽しみに現場に入りました。
今年、26周年を迎えました。『奇妙』ならではの魅力というのはどういったところにあると思われますか。
奇妙ならではの切り口でいろいろな世の中の事象を表現できるというところがおもしろいと思います。短編だからこそ、それだけ切り口が鋭い、それも魅力のひとつだと思います。実際に関わってみると、リアリティなどを超えたところでお芝居ができるので演じていても魅力的ですね。

視聴者の皆さんへのメッセージをお願いいたします。

“戦争もの”ということで短編なのですがかなり大がかりな、贅沢な撮影をしています。
やはり『世にも奇妙な物語』ならではの一筋縄ではいかない、普通の戦争ものではない、なにか本当にブラックユーモアにあふれた作品になっていると思いますのでぜひ期待して見ていただけるとうれしいです。