インタビュー

世にも奇妙な物語ならではのひじょうに興味深い設定となりますが、台本をお読みになった感想を伺わせてください。
窒息しそう!と思いました。気付いたら、たった一人でどことも分からない暗くて狭い空間に閉じ込められていて。読んでいるだけでも、早くこの状況から脱したい!怖い!そう感じました。
佐藤嗣麻子監督作品へのご出演は初かと思いますが、佐藤嗣麻子監督とのお仕事に期待される部分などありましたら教えて頂けますでしょうか。
そうですね。情報誌でお姿を拝見したことはありますが、出演は初めてです。 どんな作品でもそうですが、初めてお会いしたりお世話になる方に対してはなるべく考え込まず必要以外の準備をせず、監督を信頼するという気持ちだけ携えて撮影に臨みたいです。今作品でもそうあるべきかとは思いますが、出演のキャストが非常に少ない作品ですので佐藤監督を独り占めする勢いで指示を仰ぎたいと思います。
『世にも奇妙な物語』へのご出演も初でいらっしゃると思います。独特の世界感を持つ同作品に出演されるご感想をいただけますでしょうか。
また、『世にも奇妙な物語』でお好きな作品がありましたらおしえていただけますでしょうか。
放送の度にワクワクしながら観ていた『世にも奇妙な物語』。その世界の住人になる日がくるなんて、とても恐ろしく、とても嬉しく思います。
榊原郁恵さんが出演されていた「大蒜」。誰も見ていないのだからと、ある行為をしてしまった女性。その罪の意識や後ろめたさからくる行動や、とんでもないことになってゆく様を観て、「ああ、どうしよう!」と身悶えしたのを思い出します。お話の中で繰り返し出て来る「にんにく」という言葉が呪文のように残っています。
後は、タイトルを忘れてしまいましたが日本語以外の言葉を使うことが厳しく禁じられる世界のお話が印象に残っています。生活や仕事での会話から一切のアルファベットや和製英語を抜かねばならず焦る。そんな登場人物の話でした。じゃあ、テレビやリモコン、インターネットやwebは何と言えばいいのでしょうね?見ていた当時の私よりも思い出した現在の私の方がパニックになりそうです。

番組放送を待ちかねている視聴者の皆さんへメッセージをいただけますか。

『世にも奇妙な物語 15’秋』でも魅力的なお話が観られるとあって、私も楽しみでなりません。ですが、もし怖い話があったらと敬遠されてる方へ。『世にも奇妙な物語』のテーマ曲は、手拍子をしながら聴くと怖くないのだそうです(トリビアの泉より)。ぜひ、お試しください。