君に捧げるエンブレム 【新春ドラマスペシャル】1月3日(火)よる9時

コメント

  • 櫻井翔
  • 長澤まさみ
  • 市原隼人
  • 田中哲司
  • 小林薫
  • 倍賞美津子
  • かたせ梨乃
  • 安藤政信
  • 香川照之
  • 櫻井翔

    出演にあたっていかがですか?

    最初の率直な感想は、久しぶりのドラマだな、ということですね。2年ぶりのドラマ出演で、久しぶりにお芝居をするということで緊張しています。
    そして、内容をお伺いして、本当に光栄だと思いました。別の番組で障がい者スポーツの取材をさせていただいている中、いろいろ思うところや伝えたいと思うことがあるのですが、今回ドラマという表現の中で、(障がい者スポーツに)スポットライトを当てることができるのであれば、それはすごく光栄なことだと思っております。

    見所について。

    見所は大きく二つあると思います。実際に僕が会場に見に行った時に思ったことは、車椅子バスケの迫力…例えばタイヤの焦げる音、ぶつかる衝撃など、バスケットボールとは違う魅力が詰まっているスポーツだということです。その迫力を、会場で生で見るのとは違う“ドラマ”という表現でお伝えできることが一つの見所です。
    そしてもう一つは、人間ドラマでしょうか。僕が演じさせていただく役の中の“いろいろな感情”というと少し雑に聞こえてしまうかもしれませんが、時に挫折感が映ることもあれば、立ち上がっていく時の泥臭さが映ることもあり、夫婦の深い愛情が見えることもある、というように、シーンごとに見る人によって感じ方が違ってくるのではないかと思っています。力強い作品になりそうだと思っています。

    撮影を終えて。

    前回のドラマから2年ぶりということもあって、最初は緊張していたんですけど、作品の持つ力と、和也のキャラに助けられて、とても充実していてすごく楽しい撮影でした。
    クランクアップして思ったのは、連ドラじゃなくてよかったな、と。終わった後の喪失感というか、心にぽっかり穴が開いたというか…。本当に1ヵ月ステキな時間を過ごさせてもらったと思います。共演者の皆さんからも「すごく良い作品になるね」とたくさん言っていただたいたから、僕も期待しています。

    和也を演じるうえでは?

    和也は自信家でポジティブ、自分が大変な状況にあっても弱音を吐かない、そういう力強い和也のキャラに背中を押してもらいながらやりました。難しかったです。1日1回は号泣するようなシーンがあって、だけど、そこで和也が泣くかっていったら泣かないよなって。なぜなら彼にとっては日常の普通のことだから。涙が止まらなくなりそうでも抑える、というお芝居を今までやったことがなかったので、難しかったのと同時にやりがいが大きかったです。

    車椅子バスケについて。

    本当に練習しました。共演者の皆さんと体育館を走るところから始まって、パスの練習、ワンオンワン、ツーオンツー、戦術の話、最後にゲームという風に。1日バスケの練習をしただけで、共演者の皆さんとすごく心が近くなるんですよね。いつの間にかチームメートになっていて、それが面白かったです。
    まだ暑い季節に空調もない体育館で汗だくになりながら練習して、そういう景色のひとコマひとコマが部活みたいで、本当に青春していましたね。

    奥さんを演じられた長澤さんは?

    奥さん役が彼女でよかったです。台本では、この人たちずっとケンカしてるの?とみえるのですが、ケンカしているのがかわいらしく映るには、本当に信頼関係のある夫婦じゃないとできないから、長澤さんにはたくさん助けてもらいました。明るくて、現場を和ませてもいただいたし。

    視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。

    久しぶりのドラマということで非常に楽しみにしています。人間ドラマ、そして車椅子バスケの迫力と、骨太な力強い作品になると思いますので、年明け早々大きな希望の光をお伝えできたらいいなと思っております。

  • 長澤まさみ

    出演にあたっていかがですか?

    こういう身体的な障害を持った方のお話をドラマで演じるのは初めてに近いので、複雑な思いとか、心情を表現するのが難しそうだなと思いました。でも、台本を読んでいると、主人公の鷹匠さんの前向きな姿がとてもまぶしく、そんな太陽みたいな人を支えていく女性、力強く生きている女性を演じられる事が楽しみですし、うれしかったです。

    ご自身の役どころについて。

    私が演じる仲川未希は、すごく男らしい女性なんです。“献身的な愛”というと、優しくて柔らかい女性のイメージがあるのですが、彼女の“献身的な愛”の姿は、熱血教師みたいにパワフルな感情がすぐ表に出てしまう“熱い優しさ”で、そこが印象的です。
    私も父親がサッカー選手だったので、スポーツに携わる人の“熱さ”を子供の頃から見ていたため、とても共感を覚えました。そんな力強さを演じたいと思っています。

    視聴者の皆さんにメッセージをお願いします。

    すごく感動的なお話だと思います。ですが、悲しみを共感してもらいたいという作品ではなく、自分の好きなこと、自分の使命をまっとうすることの素晴らしさを描いています。
    自分の人生を成し遂げるということは、自分と向き合うことであり、継続することだ、と。感情的にも、自分の置かれている状況的にも、“続けることは何かになる”ということをぜひ感じてもらいたいと思います。

  • 市原隼人

    どういう形でこの作品を捉えたらいいのか、ということを今までで一番悩んだ作品でした。自分には経験のない立場で、障害を持つという事をどう捉えていいのか、今でもその概念をわかっているとは決して言えないのですが、1%でも近づけるように、と撮影に臨みました。
    自分の病状を和也に話すシーンがありまして、涙が止まらなくなってNGが出たのですが、その時、役として自分の志がいかに低かったか、ということがわかりました。実際、日本代表の方たちが(撮影にも参加して)いらっしゃって、皆さんは全てのことを乗り越え、もうひとつ上のステップのところで戦っている中、僕はそれより前の壁で止まってしまっていた、と。僕が演じる大隼は、いろいろな壁を乗り越えて、その後だからこそ立ちはだかる大きな壁と戦っている人だということをあらためて感じました。
    お芝居の中で、感情的になってしまったり、逡巡(しゅんじゅん)して間ができてしまったりするたび、自分の弱さを感じたのですが、日に日に演じていくうちにそれが崩れてきて、そして実際に車椅子バスケをやっている方々の練習に参加したり、会いにいったりする時間を多く作るようにした中、自然に近づくことができたのかなと思います。
    また、車椅子バスケはハードだからこそどんどんのめり込んでいってしまう競技だということも実感できました。車椅子バスケのことや、何かに向かって一生懸命がんばっている人たちについて知ることのできる貴重な機会なので、多くの方に見ていただきたいです。

  • 田中哲司

    単発ドラマにしてはかなり長い間一緒に撮影しているので、現場は本当のチームのような感じになっています。車椅子バスケは映像で見ても驚いたのですが、撮影現場で実際に生で見ると本当にすごくて、特に僕が演じている監督のポジションからバスケットコートを見るととてつもない迫力でして、ドラマの仕上がりもとんでもない映像になっているのではないかと…。車椅子バスケは、ある意味、普通のバスケよりもすごいなということを実感しました。
    このドラマでも、選手役の皆さんはよく練習されて、バスケをしながら車椅子も操って、本当によくあそこまで上達したな、と思います。櫻井くんもものすごいスピードで動いていますし、その車椅子バスケのダイナミックなところをぜひ楽しんで見てほしいと思います。

  • 小林薫

    親しいキャストも多く、楽しく撮影しています。下半身不随になってしまった婚約者をもつ娘の父親で、仕事で駅員を務めている役ですが、櫻井さん演じる和也との関係性の変化、心境の変化が描かれます。
    事故や病気にかぎらず、予期せぬ運命の変化は誰にも訪れる可能性があり、実は身近な話です。その時にただ自分を閉じて、内向きになるだけでなく、外に向いていくことで情熱を燃やせるものに出会い、新しい自分を発見することができる、自分の人生は自分で切り開いていくしかないし、そこから景色も変わってくる、ということをこのドラマを見て感じ取ってもらえたら、と思います。

  • 倍賞美津子

    (このお話をいただいた頃、)ちょうどリオのパラリンピックで車椅子バスケを見ていまして、ぶつかったり、転んだり、格闘技みたいで本当にすごいなぁと感動していたところだったんです。私が演じる和也の母親は、一人息子を大事に大事に育てて、やりたいことは全部やらしてあげて、息子を応援しながら自分も一緒に夢を見ているようなお母さんです。そして、それは母親なら誰にでも多少はそういうところがあるのかな、と。
    櫻井さんとの共演は初めてで、親子役ということでとても楽しみにしていますし、素敵な作品になると思います。

  • かたせ梨乃

    生まれながらにして病気という息子(大隼)を産み、彼の青春時代を奪ってしまったというつらい気持ちを抱えていますが、母である自分も病気になって、息子が抱えてきた思いをより理解し、だからこそ息子には命あるかぎり自由に生きてほしい、今しかできないことをしてほしいと思っているお母さんです。
    息子役の市原さんと実際にお芝居をしたのですが、ふたりとも子供っぽい性格の役で、“似たような親子だね”と笑いました。このドラマは生きていくことの大切さを描いています。どういう立場にあっても、どういう仕事をしていても、簡単に生きることはできないから、それぞれ今日を大事にすることが明日につながる…、まさに新年にふさわしい作品ですので、ぜひ見ていただければと思います。

  • 安藤政信

    先天性で身体の機能に制限を受けていながら、多くの苦難を乗り越え 、強く生きる伝説的な役を頂き、彼と向かいあって自分自身の甘えた人生を考え直すいいきっかけを得ました。
    スタッフ、キャストと妥協を許さず創りあげる作品に出会えた事にも感謝しています。

  • 香川照之

    実際にいる方たちの思いや葛藤、(主人公の)和也のように、障害を受ける前と受けてからの落差や立ち直れないほどの衝撃…ドラマというのは架空の物語ですが、僕は新聞記者という立場の役として、実際にそこにある感情をちゃんと受け止めないといけないと思いました。
    撮影では、櫻井さんを始め選手役の皆さんは、実際に車椅子に乗ってバスケをしていて、たくさん練習も必要で大変だと思いますし、いろいろなことを背負いながら、苦しみながら、本当に素晴らしい演技をされています。櫻井さんも自然体でありながら正面から取り組んでいて、しっかりとした力強い、奥深い作品になると思いますので、ぜひご覧いただければと思います。