トークダイジェスト
トークダイジェスト 5月20日『モチベーション』




最新放映分

プロ野球ニュースのおかげ


脇阪寿一

マスコミに大きく取上げられることでモチベーションが一気に上昇するアスリートもいる。それが、日本のトップレーサー脇阪寿一さん。「フォーミュラ・ニッポンに乗りはじめて2年目くらいの時やったんですけど、昔のプロ野球ニュースの特集でボクが取上げられたんです」特集のテーマは“世界に翔く若者たち”というものだったらしいのだが、その特集のためにサーキットに訪れた取材陣を見て、脇阪さんのモチベーションは一瞬にして上がっていく。「めっちゃたくさん来てくれたんですよ。それでモチベーション上がって、そのレースの予選ではポールポジションを獲ったんです」が・・・また、いつもの通りスタート失敗。それでもなんとか2位に食い込んだが、優勝は逃してしまった。脇阪さんが調子に乗るのはここまでかと思いきや「レースの結果は2位やったんですけど、その特集のオンエアを見るとかなり盛上げた感じにしてくれてたんです。2位でこんだけしてくれるんやったら、優勝したらどうなるんやろうと思いましたね」で、またまた調子にのった脇阪さんは、次のレースでは優勝してしまう。「そのレースあたりから、だいたいトップのレベルをキープできてるんです。だから、今のボクがあるのはプロ野球ニュースのおかげかなって思いますね」これを聞いた浜田が一言「おまえ・・・(現役を)辞めてからのこと考えてるやろ?」一応否定はしていた脇阪さんだった。


私が目の前にいるのに


松井千夏

マスコミに取上げられることでモチベーションが上がるのは、脇阪さんだけではないらしい。といってもプロ・スカッシュ選手の松井さんの場合は少し違った意味合いで取上げられた。「昨年のアジア大会の時に、写真週刊誌の“美人アスリート特集”みたいなのに取上げられたんです。それで結構モチベーションが上がっちゃいましたね」さらに「電車の中でその雑誌を男の人とかが読んでるのを見て、“私は目の前にいるのにっ!”って思ってたんです。けど、気づいてくれなかったのが寂しかったですね」それでも、こうして取上げられることの意味合いは大きいようで「スカッシュは、賞金の出る大会が3つしかないんです。金額も10万円くらい。賞金だけではやっていけないので、普段はアルバイトしてるんですよ。だからもっとスカッシュの認知度を上げていきたいですね」写真誌のみなさん、美人アスリート特集の時には是非、松井千夏さんをお願いします!!


ドン・フライと251発



高山善廣

日本人離れした体格と強靭な精神力で真っ向勝負を挑むファイター、高山善廣選手。昨年行われたPRIDE21でのドン・フライ選手との一戦では、壮絶な殴り合いを演じ合計251発ものパンチが飛び出す試合を見せてくれた。「あれは根性試しみたなもんで、殴るのを先に止めるわけにはいかなかったんです。でも、内心は“お前(ドン・フライ)早く止めろっ!”って思ってましたね」ボクシングとはまた違った迫力満点の殴り合い。それにしても、殴り合っている時はどんなことを考えていたんだろうか?「(パンチが)入るたびに“まだいける、まだ大丈夫”って思ってました。けど、今(VTRを)見ると、1回ガードを上げた瞬間があったんですけど、あん時は多分痛かったんでしょうね」と、本音も交えて話してくれた高山選手。相手より先に止めるわけにはいかないという意地、それがあの大迫力ファイトを生んでくれたようだ。


実は高山選手、以前はフジサンケイグループの企業の営業マンだったらしい。「でも、今みたいな体格じゃなかったんです。もっと痩せてスラっとした体格でしたね」格闘家の体型ではなかったようなのだが、なぜサラリーマンを辞めてしまったのか?「満員電車がイヤだったんですよ。それに、過労死もコワかったですし」一般の人からすると、ドン・フライと殴り合う方がよっぽどコワイのだが・・・それが原因で格闘家へと転向したのだそうだ。





三宮恵利子

アスリートにとってライバルの存在もモチベーションを上げてくれる要素の一つ。元・スピードスケート選手の三宮さんの場合は、同じ会社に所属していた長野五輪500mの銅メダリスト岡崎朋美さんだった。「インタビューの時などに岡崎さんと私が呼ばれることが多かったんです。といっても、私は岡崎さんの付録みたいなもので、メインは岡崎さん。やっぱり、“なんで私じゃないの?!”という思いはありましたね」ワールドカップや世界スプリント選手権で実績をあげていても、先輩より上にいかなければ取材さえもしてもらえない。「先輩よりも上にいかなければ」こんな思いが三宮さんのモチベーションを上げていたようだ。





田尾安志

「こいつを見返してやりたいっ!」そんな気持ちがモチベーションを高めることもある。田尾さんも現役時代、そんな思いで好成績を残せたことがあるらしい。「今絶好調の球団にいた時は、なかなかゲームで使ってもらえなかったんです。ある時2軍に落されたんですけど、その時に監督は僕をクビにしようとしてるんじゃないかって思ったんです。でも、この人にクビにされたら僕の14年間のプロ野球人生をムダにしてしまう、そう思ったんですね」この時から田尾さんは、“この監督だけには弱みを見せたくない!”と、必死でゲームに臨み、好成績を残していく。しかし「結果を残せたんで、最初は(監督に対して)“ざまあみろ!”という気持ちだったんですけど、その監督が辞めてしまうと僕も張り合いがなくなってしまって。結局、僕も引退しちゃいました。結果として、あの監督の存在がプレーヤーとしての生活を少し長くしてくれていたのかしれませんね」イヤな監督ではあったが、もう少し監督をやっていて欲しいという気持ちが田尾さんにはあったようだ。





星野敬太郎

最も身近にいてくれる人の存在、それがモチベーションを高め大きな成果を残すこともある。「次の世界戦は愛する人のために勝つ!」そんな映画のような戦いを控えているのが、ボクサーの星野敬太郎さん。実はある女性にプロポーズをしているのだという。「僕、こうみえて今年で34才になるんです。そろそろ結婚したいなって思ってるんです。(次の世界戦は)その人のために絶対に勝ちたいですね。勝ってリングの上から、(婚約者の)名前を叫びたいな…なんて思ってるんです」素晴らしい!!勝利を期待しています!(でも、プロポーズの返事はまだもらっていないのだとか)





田中隼磨

「絶対勝ちたい!」田中さんがそう強く思ったのは、子供が生まれた翌日の試合だったという。「札幌で行われる試合の前日、しかも(札幌行きの)飛行機の時間に間に合うギリギリに子供が生まれたんです。とりあえず抱っこして写真をとって札幌に向いました」誕生したばかりの子供と一緒にいられた時間はわずか3分ほど。写真を持って札幌に向った田中さん。「この札幌での試合は絶対に勝ってやろうと思いましたね」田中さんのジュニアが生まれたことを知っていたチームメイトも、なんとか勝利をプレゼントしようと後半終了直前に同点に追いつき、延長で逆転勝利。ゴールを決めたあとのパフォーマンスは、当然“ゆりかご”で田中さんを祝福してくれた。「あの時は、本当に嬉しかったですね。嬉しくて嬉しくて、中々眠れませんでした」新しい家族の存在が、勝利への意欲を高めてくれたようだった。


予告

5月27日『指導者』

アスリートをレベルアップさせ、勝利へと導く者「指導者」。時にはアスリートの親に、そして時には鬼となり、指導に情熱を注ぐ。彼らはアスリートに何を伝えるのか?トップアスリート誕生の秘密に迫ります!

出演者(50音順、敬称略)
曙親方、石川多映子、葛和伸元、関根潤三、平仲信明、パンチ佐藤、山口香


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