#最終話 2017.9.10 ONAIR

 須藤(渡部篤郎)圭子(橋本環奈)は、四十万(横山だいすけ)に案内された警察病院の部屋で元気な鬼頭(寺島進)と対面する。何者かに撃たれ重傷を負ったと報告されたが、それは敵を欺くための偽装だったのだ。敵とは、表向きは宗教法人だが実態は詐欺集団の「ギヤマンの鐘」だという。鬼頭は、そんな危険な集団と手を組み、無差別テロを主導している庄野(利重剛)の写真を見せた。圭子は、その顔に見覚えがあった。石松(三浦翔平)が蜂に刺されたファミレス、慰安旅行に向かうバスの中で見かけていたのだ。
実は今から5年前、庄野はある事件の容疑者となり、連日警察で取り調べを受けていた。

 結局、無関係だと分かり解放されたが、その間にやってきた台風が庄野の経営する養蜂場を襲い、蜂が全滅するという悲劇が起こった。その事件を捜査し、庄野を取り調べたのが鬼頭だった。
 庄野の所在の手がかりをつかむため、須藤と圭子は、庄野の養蜂場を訪ねる。そこに養蜂場の形跡はなく、古びた小屋があるだけだった。すると、小屋の方から犬の声が聞こえた。捨て犬かもしれない、と思った圭子は小屋へ向かう。須藤がそれを制止しようとした時、目の前を空気を引き裂いて何かが横切った。須藤はとっさに圭子に覆いかぶさり地面に伏せると、すぐそばの地面が爆ぜた。周囲を見回すと、木陰に須藤たちを狙う庄野とギヤマンの鐘の信者の姿があった。危険を感じた須藤は小屋に逃げ込もうとしたが…。

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