捜査一課の刑事で、須藤(渡部篤郎)の元“相棒”の石松を演じてみていかがですか?

三浦

刑事として事件に向き合うときはピシッとしていて、須藤さんといるときや動植物管理係(いきもの係)にいるときは陽気で元気な男で、そして、寺島(進)さん演じる鬼頭管理官とのシーンでは、ちょっと企みのある顔を持つという…。いろいろな顔を持っている男ですけど、楽しく演じています。5話くらいになると、少しポジションが安定してくるんじゃないかな、と思います。

ご自身初の刑事役ということで、演じる上で心がけていることはありますか?

三浦

第5話で、須藤さんの相棒は自分なのに、今の相棒(圭子=橋本環奈)が気になるんですか、妬けちゃうなぁ、といったセリフがあるんですけど、石松は純粋に須藤さんに捜査一課に戻ってほしいという気持ちだけで動いている男だと思っていて。だから、真っ直ぐな男に見えればいいということだけ考えています。あとは、上司の日塔さん(長谷川朝晴)と部下の桜井(清原翔)が結構ポンコツなので(笑)、3人でいるときは、しっかりとした刑事に見えることは意識しています。

すでに、ご自身の中にしっかり役が入っているようですね。

三浦

初日に須藤さんとの回想シーンを撮ったときは、まだ手探りの部分もあったけど、ここまで演じてきたので自分なりにはできていると思います。現場でも、監督と話し合いながらやっています。

intv

監督から指示されたことはありますか?

三浦

指示というのではないんですけど、一番は、高低差というか、明るいところと企みを持っているようなところの差をどう見せるかってことをよく話し合います。そのくらいかな。

石松は、先輩の須藤を敬愛していますが、ご自身にもそういう先輩はいますか?

三浦

いますよ。もちろん、苦手な先輩もいるし(笑)、好きな先輩もいて、好きな先輩には心を開いているかな。だから、石松のそういう部分は理解できます。今後、どういう展開になるか分かりませんが、もう一回、石松が須藤さんとバディを組めたらいいな、と僕も思っています。

intv

このドラマのもうひとつの主人公である動物については、いかがですか?

三浦

動物は大変ですよね。僕の肩ごしに動物のアップを撮ろうとしたときなんかに、言うことをきかなかったりすると「おい!」って思いますけど(笑)、まあ、仕方ないですよね。といっても、僕はまだそこまで動物との絡みがないので大丈夫ですけど、第3話に登場するヘビが大変だったらしいです。

intv

ご自身は犬がお好きだそうですね。

三浦

犬は飼っていたことがあるから好きですね。それ以外は、好き嫌いというか、あまり興味がないです(笑)。あ、でも、この間の制作発表でも言いましたけど、サルにはちょっと興味があって。5話でリスザルが出てくるんですけど、かわいいんですよ。リスザルに会うのが楽しみです。

ドラマの世界観や設定で気になっているところはありますか?

三浦

刑事ドラマはいっぱいあっても、動物が事件解決の糸口になる刑事ドラマというのはすごく珍しいですよね。そういうところは、面白いと思いますし、今後どういう動物が出てくるのか、視聴者の方も気になるんじゃないかな、と思いました。それと、個人的には、ドラマの冒頭でも言っているように、殺処分になる動物が年間約10万匹もいるということを知ってもらえたらいいかな、と思っています。

最後に視聴者のみなさまにメッセージをお願いします!

三浦

日曜日の夜に家族みんなで見られるドラマだと思います。ぜひ、楽しんで見ていただけたらうれしいです!

intv

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