関口加代役 沢口靖子 | 原田正子役 荻野目慶子 | 原田正五役 勝村政信 | 善造役 大村崑

関口加代役 沢口靖子

〜転んでも転んでも立ち直って決して人を恨まず、前向きに明るく乗り越えていく姿をぜひ観ていただきたいです〜

以前の作品は、タイトルと出演者と冨士真奈美さんの「おみゃーが」というセリフといじめる場面がかすかに印象があるくらいなんですが、今回は現代版に脚色してということで、困難に向き合った時に耐え忍ぶのではなく、ちゃんと向き合って前向きに明るく乗り越えていく、今の時代にあうカラッとした新たな加代へと生まれ変わっています。 加代はエネルギッシュで、バイタリティ溢れる女性。ハードな撮影スケジュールの時も加代に励まされて乗り越えることができます。観る人にも共感してもらい、その姿を応援していただけたらと思います。2時間ドラマの中で展開も早いのですが、ただ元気で明るいだけでなく人としての情の面を大切に表現したいと思っています。

加代と同じ大阪生まれ大阪育ちなのですが、デビュー以来日常の大阪弁の役がほとんどなかったんです。思い出すのに少し時間は掛かったんですが、大阪弁を自由自在に使えるのが楽しいです。・・・そんな私を観て欲しいですね(笑)。実は、あまり大阪の出身というのを知らない方も多かったみたいで。これからもいろいろな面をお見せしていきたいです。

今回旦那さまの役で勝村政信さんとご一緒しているんですけれど、結婚するのは今回で3度目で一番多く共演回数も多いので、真面目にやっているけれど、ちょっとくすっと笑えるお芝居があったりとか・・・息もぴったりなんです。 荻野目慶子さんとの共演は今回初めてなのですが、ドラマの中では加代をいじめる役なんですけれど、普段はとても優しくてかわいらしい方。でも役に入ると全然違って、圧倒される雰囲気を持っている。でもとても力が抜けていてやりやすかったです。台本を読んだ時に荻野目さんのセリフはなじみのない方言だし、ちょっと難しい言い回しだなと思っていたんですが、もう本読みの時から自分のものにされていました。年齢も3人とも近いんですよ。ぜひシリーズ化できれば良いな。
ひたむきに頑張る姿は美しいと思う。今でこそ、努力・根性もかっこ良かったり輝いたりするものだと思います。自分自身も負けず嫌いなので加代の心情が良く分かるんです。加代によって自分自身の強さも呼び起こされた感じがします。

トップへ

原田正子役 荻野目慶子

〜エネルギーのあるドラマになっています〜

最初は旅館のおかみ役なので着物で妖艶だと聞いていたのですが、衣装合わせをしてみたら!芸能生活でも初めての驚きでした。2日後の本読みまでに気持ちを変化させたのですけれど・・・。3枚目の役は初めて。最初は正直恐いイメージがついちゃったらどうしようと思ったんですけれど、でも強いキャラクターを楽しんでしまいました。勝村さんがお兄さん役でキャッチボールができてやりやすかった。いい脚本って声が聞こえてくるようなんですよね。とても楽しい現場でした。
方言も今まではテープを頂いていたのですが、冨士真奈美さんがオリジナルで作られたということで、私も「ご自由にどうぞ」と言われて・・・。方言って良いものですよね、チャーミングに聞こえたらなと思っているんですが・・・。「わし」とか「ずら」とか、髪型もサムライヘアになっちゃって・・・、後ろ姿はまるで時代劇みたいですね(笑)。
沢口さんは本当に大変でした。服装もお着物だし、髪型も変わるし、おかみさんの仕事ってお風呂を掃除したり、お膳運びも上手だった。私は見て、意地悪をして押したりするだけだったけれど、沢口さんは実際体力を使ったんではないでしょうか。でも女性としてはうらやましかったですよ。すごい綺麗なお着物で・・・。最後におかみさんの大きなマゲをつけた姿は、自然な貫禄がありました。 
このドラマで、前を向いていくエネルギーを感じ続けることって大切だなと思いました。そして旅館という場所で“人をもてなす” という仕事が、どこまでやれば人を本当にもてなしたことになるのかというテーマで学ぶところが多かったですね。いろんな人との関係においても勉強になるというか。もう一回こういうことを感じた方がいいなというところがドラマの最中にいっぱいあったので・・・。
生きていくのが大変なことも多いこういう時代に、もう一度みんな笑っちゃうぐらい“馬鹿だね”って、でもそれがなんかチャーミングだね、いいんじゃないこういう感じで生きていけたらというのを自然に感じさせてくれるドラマです。
トップへ

原田正五役 勝村政信

〜すごく“人間くさく”演じていきたいですね〜

基本的に女性のお話ですから、うまく正五の“どっちつかずな弱い感じ”が出せればと思っています。ヌルいのってなかなか光が当たらないじゃないですか。スーパーマンは逆にラクなんですよね、どこに行っても強くて・・・。正五はその真逆ですからね。すごく“人間臭く”演じていきたいなと思っていますね。その方が、話も面白くなるし・・・。
実は、(台本ではセリフがあまりなまっていなかったのですが)本読みの時に作家のさとうしょうさんに相談しまして、兄弟なのに妹の正子だけがなまっているのはどうだろうと相談して、「僕ももう少しなまっておきましょう」と、台本を直してもらったんです。でも、正五は興奮しない役なので、方言になりにくいんですよね。ものすごくテンションが低いんですよ。「ここは池ずら」とか、「気をつけるずら」とか、ものすごくヌルいんですよね(笑)。聞いたことのない方言ですから「ちょっと・・・話しづらかったずら(笑)」かな。
沢口さんはぴったりな役ですね。華奢だけど力強くて芯がしっかりしていて。僕、この世界で一番結婚している方なんですよね、沢口さんって。今回で3回目なんですが、もう本当の夫婦といっても過言ではありませんね(笑)。荻野目さんは、こういう言い方は失礼なんですけれど、小さくてかわいらしいんですよね。でもやっぱりパワーがありますからね。一番大変な役だと思うんですよ。前の冨士真奈美さんの印象ってものすごくありますから・・・。でも見事にそのイメージを残しながら荻野目さん独特の正子像というのを作り上げていますね。
12月の撮影だったので寒いんですが、設定が夏だったりするので、半そで半ズボン。普段だったら車で待つのですが、土肥では温泉がありますからね、何度も温泉に入って温まりました(笑)。
キャラクターがはっきりしているので、主役はもちろん、登場人物全員に感情移入できます。原作がしっかりしていて話も分かりやすいし、みどころ盛りだくさんです。
トップへ

善造役 大村崑

〜35年ぶりに“こいさ〜ん”と呼びかけた時には、涙が出ました〜

35年前の放送の時には、街を歩くと「加代を助けてあげて下さい」とよく声を掛けられました。とにかくドラマの人気がすごかった。今回のドラマは、新珠三千代さんの写真が使われていたりして懐かしい部分もいっぱいあるけれど、以前の細うでを観ていた人が観ても、“新しいドラマ”になっています。加代さんが元気だし、早口の大阪弁だし(笑)。すごく、今の時代にあってるのではないでしょうか。 自分だけ35年ぶりに同じ役ですけれど、前はフケ用のカツラをつけて出ていたんです。まだそれが地元のライブラリーに保管してあるので、今回もそれをつけて出ましょうかってプロデューサーに言ったら「地毛でいいです」って言われて、ちょっとだけ白くして出演しました(笑)。 荻野目さんには中途半端じゃ膨らんでこないから、「あんたが頑張らなきゃ」と言いました。“物が飛んでくるくらいの悪役”を期待していますね。
昔は自分の嫁さんより、“こいさん”が大切。人に仕える、人を愛する、夫婦、恋人がどうあるべきか、そんなことを自然にみなさんの心の中に伝えられたらと思います。
トップへ