毎週日曜よる9時 HOPE~期待ゼロの新入社員~

2016.8.10.Wed. UpdateINTERVIEW #3 桐明 真司役 瀬戸 康史さん

まず、今回の現場の印象からお願いします。
とても明るい現場だと思います。いろいろな世代の方がいらっしゃいますけど、ほとんど男ばかりということもあって、楽しいですね。最初は、遠藤憲一さんや山内圭哉さんたちともなかなか会えなかったんですけど、ご一緒させていただいたときはフランクに接してくださるし、SNSで「若い人たちが頑張っている」と書いてくださったりして、温かい方たちだな、と思いました。
女性キャストは本当に少ないですね。
会社のシーンは山本美月ちゃん、中村ゆりさんくらいですからね。なかなかこういう現場もないと思います。でも、美月ちゃんも上手に現場に溶け込んでいるし…。こういう男社会の中で頑張っている女性も多いと思うので、そういう方たちがドラマを見て、「明日からも頑張ろう!」って思っていただけたりしたら嬉しいですね。
桐明真司というキャラクターを演じるにあたって、
最初に考えたことは?
お話をいただいたときに『ミセン‐未生‐』を見て…。韓国バージョンは、口数も少ないですし、あまり感情をむき出しするという印象もなかったんです。今回日本でドラマ化する上で、オリジナリティーとか、僕らが演じる意味を考えたときに、視聴者のみなさんに共感していただけるようなところがなければダメだと思ったので、そこはかなり意識しています。クールなイメージはありますけど、一ノ瀬(中島裕翔)がだんだん認められていく姿を見て崩れていく桐明、というのは大切に演じました。
エリートでポテンシャルも高いのに、理想通りにはいかない、
という部分ですね。
そうですね。

制作サイドから何かリクエストはありましたか?
その場その場ではもちろんありますけど、割と僕の方から相談させてもらうケースの方が多いかもしれないですね。感情が崩れていくにつれて髪形も崩れたら面白いな、と思ったのでやってみたり、「セリフのニュアンスを変えてもいいですか?」って相談させてもらったり…。ドラマはスピードも速いので、気になったことは言っていかないとモヤモヤしたままになってしまうこともあるので、そういう部分も気にしています。
桐明とは対照的な存在である一ノ瀬歩を演じている中島裕翔さんの
印象はいかがですか?
お茶目だな、と思います。年相応なとこもあって、何かいたずらしたりとかするところもあるんですけど、とてもしっかりした部分も持っていて…。お芝居に対する姿勢とか、役についていろいろ考えているところを見ると、「いいな」と思いますし、お茶目なところとのギャップも面白いなと思います。こちらも一緒にお芝居をしていてやり易いですし、桐明から仕掛けるシーンが多かったりもするんですけど、僕がテストの時にやらなかったことを本番でいきなりやったとしても臨機応変に対応してくれるので助かってます。
今回はお芝居の達者な方々ばかりですから、刺激も多いのでは?
それはありますね。だから、もっと皆さんと絡みたかったですけど(笑)。課が違うから、その辺は仕方ないことなんですけどね。
公式サイトでも視聴者のみなさんから新入社員の体験談を
募集しているのですが、例えばこの作品に携わるにあたって
ご自身の新人時代を思い出したりしたことはありましたか?
プレゼンのシーンのときは思い出しましたね。僕らで言うオーディションのようなものじゃないですか。そこで偉い人たちに自分の中身を見透かされているような感じ、逃げ出したくなるような緊張とあの空間、冷ややかな目線…僕はオーディションを思い出しました(笑)。桐明は両親が商社出身という設定ですし、スキルも身に着けてインターンとして入ったわけですけど、僕自身は役者のことも何も知らずに入ってきたわけで…。だけど、もしかしたらそっちの方が、いろいろ知っていて入るよりも楽というか、全部吸収することばかりだからあまり精神的にキツくないのかな、とは思いました。桐明みたいに、知ってるからこそ、基礎を飛ばしちゃったりとか、自負が強すぎたりとかしちゃうところもあるかもしれなじゃないですか。

ある意味、一ノ瀬くんは何も知らないからこその強み、
みたいなものもありますからね。
そうですよね。知らないから素直に話を聞けたり、大胆なことができたり…。
役者さんの仕事は正解がない難しさもあるのでは?
監督の中での到達点はあると思うんですけど、そこに自分が納得しなくてもやるのか、納得するまで話し合うのか、というのも難しいところだと思うんです。ただ、後悔はしたくないので、あまり消極的にはなりたくないといつも思っているんです。
最後に、このドラマを応援してくれている視聴者のみなさんに向けて、
メッセージをお願いします。
この中盤で、桐明は転職を考えたりするわけですけど、桐明の気持ちはとてもよくわかるんです。ただ、辞めるところまでいくのはちょっと決断が早すぎたんじゃないかな、と思うんです。今どきの若い子…と言ったらちょっと語弊があるんですけど、今の世の中って、すぐ投げ出しちゃう人とか諦めちゃう人が結構多いような気がするんです。だから、このドラマを見て、もう少しだけ、辛くても頑張ってみよう、踏ん張ってみよう、と思ってくれたらいいな思ったんです。絶対その先には、希望がある道が続いていると僕は信じているので。上司のハラスメントとか、何故自分は認められないのか、とか、いろいろな葛藤と戦いながら踏ん張っている登場人物たちの姿を見て、「何だ、自分と同じじゃん!」って思ってくれたら嬉しいです。是非、毎週欠かさず見てください!