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ピース又吉が芥川賞受賞後初ドラマ『ほん怖』出演決定!
ホラー出演は自身初!

お笑い芸人として初の快挙となる芥川賞を受賞したピースの又吉直樹が、『ほんとにあった怖い話・夏の特別編2015』で、芥川賞受賞後初のドラマ出演、さらに自身初となるホラー作品への出演を飾ることが決まった。

 『ほんとにあった怖い話(通称:ほん怖)』は、1999年に放送スタート。フジテレビ夏の風物詩となっているオムニバス形式のリアルホラードラマだ。“ほん怖”では、日本中から届いた本当に起きた心霊現象や不思議な体験を忠実にドラマで再現、恐怖VTRを見たSMAPの稲垣吾郎をナビゲーターとした“ほん怖クラブ”のメンバーたちがスタジオで怖さを吹き飛ばすおまじないを唱えるのが定番となっている。

 又吉が演じる「つきあたりの家族」は、アパートで同じフロアに住む家族の秘密を描き、日常に潜む不可思議で怖い体験を描いた作品だ。初出演にあたっては、「“ほん怖”シリーズはよく見ていて、怖いものもあったり、あったかいものもあったりで好きだったので、この話が決まってうれしかったです」とコメントし、初出演を喜んだ。

 自身の恐怖体験に関して話を聞くと、恐怖感に打ち勝つために、「もともと人間やったタイプの霊に対しては、金縛りにあったりすると自分から話しかける」と、独自の霊への対応方法を披露。霊に「屈するのはいや」ということで、「気持ちはわかるけど、俺関係ないし、やってること人間やったら犯罪行為ですよ。あなたが何で苦しんでいるのか知らんけど、こうやって関係ない人を精神的に追い込んだりするのは、暴力と一緒やから、考え方を改めた方がいいんじゃないですか?」と話しかけていた又吉だが、あまりに霊を「おちょくり(関西弁で“からかう”)」すぎた結果、息もできないくらいに苦しくなり、素直に謝ったそう。それ以来、話しかけるのもやめたそうだ。

 先日、芥川賞を受賞したばかりの又吉であるが、今後、ホラー作品への挑戦について話が及ぶと、「ホラーは特殊な技術がいるということは聞いていて、そう簡単に書けるものではないこともわかってるんですけど、怖いものは割と好きなので、一回書いてみたいですね」とホラー作品の執筆に対しても意欲をにじませた。

 芥川賞作家として、ドラマに出演したことがあるのは、2001年に『きれぎれ』で第123回芥川賞を受賞した町田康が『いま何待ち?』(2002年10月〜2003年3月にフジテレビ系列深夜帯で放送)に出演して以来となる。

 “Jホラーの父”と呼ばれる鶴田法男監督が繰り出す『ほん怖』ならではのリアリティーあふれる演出と、ピース又吉や、玉森裕太(Kis-My-Ft2)をはじめとする豪華俳優陣の出演による恐怖実話。寝苦しい夜が続く今年の夏も、背筋も凍る恐怖エピソードの数々で涼しいひとときを過ごしていただきたい。

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