インタビュー

稲垣吾郎さんインタビュー
稲垣さんは、恐怖体験をつづった手紙・恐怖幽便だけが届く「ほん怖クラブ」という館の主、という設定ですが、実際にスタジオで「ほん怖クラブ」のメンバーたちと接してみて、いかがでしたか?
まず、僕が小学生の子どもたちに囲まれている、っていう姿に違和感を覚えた方がいらっしゃると思うんですけど、僕もまだ違和感があります(笑)。今回、何で子どもたちと一緒にやることになったかというと…子どもたちっていうのは、いわゆる心霊現象とか、恐怖とか、スピリチュアルなものに対して、一番ピュアに反応するから、ということで、「ほん怖クラブ」のメンバーに選ばれたんです。実際、子どもたちから教えられることも多いんですよ。番組的には、怖いだけ、刺激的なだけではなく、土曜日の夜7時という時間でもありますから、家族みんなで見てもらって、会話の素材になるような番組を提供できれば、と思っています。
稲垣さんご自身は、怖い話が苦手だと伺っていましたが…。
えーっと…苦手です(笑)。苦手なんですけど、ここでは「ほん怖クラブ」の主催者であり、リーダーでもあるということで、きっと子どもたちはもっと怖い思いをすると思うので、僕が強い存在でありたいとは思うんですけど(笑)。ただ、そういったものに対しての興味っていうのは凄くあります。心霊現象の裏側に隠された、生きている人間へのメッセージみたいなものを見つけられたら、奥深い番組になると思います。
では、怖い体験は?
僕自身は、そういう経験ないんですよ。詳しいことはわからないんですけど、大人…20歳くらいまでに経験しなかったら、もう一生経験しない、って聞いたことがあったんですけど、どうやらそんなこともないみたいで(笑)。もしかしたら、これから経験するのかもしれないですよね。それはそれで面白いかも(笑)。
「ほん怖クラブ」のセットや、稲垣さんの衣装も素敵ですね。
このセットは好きな世界観ですね。「和」のものと「洋」のものが融合されていて、それがより一層恐怖を連想させるというか(笑)。いまは寺子屋風な感じもありますが、元々は歯医者さんだった、という設定なんですよ。衣装に関しては、ちょっと学校っぽいテイストもあるので、僕もそれに合わせています。あとはメガネ。少し目が悪いので、度が入っているんですけど、これをトレードマークにしようかな、と思ってます(笑)。
小学生の子どもたち…「ほん怖クラブ」のメンバーとは、どうやって仲良くやっていこうと思っていますか?
まだ、ひとりひとりちゃんと会話もしてないんですけど…。普段、子どもとしゃべる機会があまりないので、照れもありますね(笑)。多分、彼らも僕の事を気難しいお兄さんだと思っていると思いますけど、普通に接して(笑)。同じ緊張感を共有すると強く結ばれる、という話もありますから、この番組をやっていくうちに、きっと強い絆を作り上げることが出来るんじゃないかな、と思っています。
最後に、番組の中に登場する「ほん怖五字切り」について教えてください。
これは、心霊現象などを怖いと思ってしまうような弱い心を吹き飛ばすためのおまじないなんです。僕が「イワコデジマ イワコデジマ ほん怖五字切り」って言うと、メンバーたちが「皆(かい)」「祷(とう)」「怖(ほー)」「無(ぶ)」って順番に言っていって、最後に僕が「弱気退散(じゃきたいさん)」と言って、みんなで喝を入れるんです。心霊研究家の方にアドバイスを受けて、番組がオリジナルで作った本物のおまじないなんですよ。こういった番組をやっていると、実際に何か怪現象が起きたりすることもあるかもしれないですけど、そういった時に使ったり、ドラマとか心霊写真を見て怖くなった時に使うんです。学校でブームになったりしたら凄く嬉しいですね(笑)。
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