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夏の特別編2009

怨みの代償
怨みの代償
  • 脚本:三宅隆太
  • 監督:鶴田法男
  • 出演:篠崎まゆみ … 綾瀬はるか

百貨店で働くまゆみ(綾瀬はるか)は、個人売り上げが好調で上司からも信頼され、順調に仕事をこなしていた。まゆみは、同期のスタッフ・可奈のことが気になっていた。可奈は売り上げのためには手段を選ばないところがあり、職場での評判があまりよくなく、しかも個人売り上げもイマイチの成績であった。
ある日、まゆみが探していた在庫表の青いファイルを後輩の美奈子が廃棄しようとしていた。まゆみが、美奈子が廃棄するのを止めようとすると美奈子は可奈から処分するように言われたとまゆみに告げた。可奈のまゆみに対する嫌がらせだったのである。そして可奈の嫌がらせはどんどんエスカレートしていき・・・。

かかし
かかし
  • 脚本・監督:鶴田法男
  • 出演:男の子 … 加藤清史郎

男の子(加藤清史郎)は、お母さん(奥貫薫)に内緒で家のマッチを持ち出し、友達と空き地で花火をして遊んでいた。
日も暮れ、それぞれが三々五々に家路についた。男の子も、走り鬱蒼たる林を走り駆け抜けた。途中、男の子はかかしの前で立ち止まった。いつもの見慣れた風景だったのだが、その日はなぜかそのかかしが不気味に思えたのだった。その不気味さにゾっとした男の子は再び家に向かって走り出した。
家に着いた男の子が勝手口の脇にある水道で汚れた足を洗い、ふと外を見てみると、かかしの位置が先ほどと変わっており・・・。

憑く男
憑く男
  • 脚本:三宅隆太
  • 監督:森脇智延
  • 出演:石川弘 … 上地雄輔

旅行代理店で働く弘(上地雄輔)は、仕事に追われる慌ただしい日々を過ごしていた。
去年の夏のことだった。仕事の忙しい弘は恋人のはるか(いとうあいこ)といるにも関わらず、慌ただしく時計を見ながらカフェで食事をしている。食事を終えた弘は、コーヒーを注文する。そして、しばらくすると携帯電話が鳴り、はるかが大事な話をしようとしているのにも関わらず弘は席を外してしまう。店内に戻ってきた弘は、コーヒーがまだ来ていないため店員にコーヒーを催促するのだが、「先ほど、キャンセルされましたよね?」と店員が言う。弘は店員が何を言っているのか訳が分からなかったのだが、コーヒーを再び催促した。
この時はまだ、弘もあまり気にしていなかったのだが・・・。

顔の道
顔の道
  • 脚本:三宅隆太
  • 監督:鶴田法男
  • 出演:藤沢翔太郎 … 佐藤健

翔太郎(佐藤健)は恋人・夏海(高橋真唯)と2人の共通の趣味である釣りに出かけた。
その帰り道、夏海の運転する車の助手席に乗った翔太郎はフロントガラスの向こう、道の傍らに古ぼけた電話ボックスがあることに気がついた。その電話ボックスには、若い女がひとりで受話器を手にするわけでもなく、背を向け、ただボンヤリと立ちつくしている。明らかにこの世ならざる気を纏っており、翔太郎は思わずその女に見入ってしまう。そして、翔太郎の乗る車が電話ボックスを通過し、翔太郎が振り返るとす電話ボックスにすでに女の姿はなく・・・。

心霊動画
顔の道
  • 脚本:三宅隆太
  • 出演:武藤由香里 … 志田未来

由香里(志田未来)は友人の聡子とカラオケに出かけた。由香里は、久しぶりのカラオケを楽しんでいたが、聡子はただならぬ重い空気を感じ、今ひとつ楽しめていないでいる。そして、由香里がノリノリで歌い終わるとふいに部屋のドアがコンコンと鳴った。由香里と聡子はドアの外を見たのだが、ドアの外には誰の姿もない。ますます不気味に思う聡子だったが、自分が歌う番が来たこともあり、気を紛らわせるように歌い始めた。すると次の瞬間、スピーカーから「あああああああ!」と不気味な声が流れ・・・。

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