- ここまで早海家で暮らしてきて、いかがですか?
- いい家族でした。ドラマの中では問題児だらけの家族でしたけど、実際は最高の人たちが集まった、最高の家族でしたね。こんなに楽しい現場はめったにないんじゃないかというほど、楽しく過ごすことができました。無駄口の多い、理想の現場です(笑)。撮影が始まってすぐにイノッチ(井ノ原快彦)が「一生この家族をやっていたい」と話していましたが、僕も同じ気持ちです。実は、7話の撮影が始まった頃から(撮影が)残り少なくなってきたねと、みんな寂しい気持ちになってるんです。
- 合間もみなさん一緒にいることが多く、仲が良いのはすごく伝わってきました!

- ホームドラマですから、出演者同士のチームワークはとても大切だと僕は思うんです。日常の中のちょっとした動きや目線の動きで"家族感"というのは出てくるし、そこが自然になってからがホームドラマの本当の醍醐味があると感じていて。若い俳優さんの中に僕みたいにだいぶ年上の先輩がいると、相手が緊張しちゃったり、恐縮して、やりたい芝居が思うようにできなくなってしまうこともあると思うんです。でも、「船越ならいいか!」みたいになってくれれば、自由に楽しくできるのかなって(笑)。そこから本当のおもしろさが出せたんじゃないかと思います。
- 船越さんは、早海家のような家族はどう思いますか?

- 昭和の風景を見ているような家族でしたね。恵太郎はダメ親父だけど、みんながどこかで親父を慕っていて、亭主関白であることをみんなが許している。だからといって、親父を敬遠して何も言えないかというとそうでもなく、お互いが言いたいことを言い合える。兄弟同士も本音をぶつけ合える。家族としては、理想の1つの形ではあるのかなと感じました。ケンカも多いし、それが取っ組み合いになることもあるけど、それは愛情に裏打ちされたものだと思うんですよ。見ている方で早海家の乱闘を楽しみにしている方も多いと思うんですけど、それはやはり愛情や絆があることがわかっているから安心して見ていられるケンカだからだと思います。あとは、こんな風に家族がぶつかり合えたらいいなという気持ちもあるのかもしれませんね。みなさんのお手本になったり、ほめられた家族では決してないんですが、日本人の心の故郷みたいな、懐かしいし温かい家族なのかもしれませんね。
- 恵太郎の陽子に対する言動はどう感じましたか?
- みんな恵太郎に優しいんですよ。あまりにも優しくされて、つけあがっちゃって自分の言動に気付けなくなったんだと思います。その中でも陽子はすべてを受けとめて、すべてを飲み込んできた。あまりに包容力の大きい陽子に甘えちゃったのかもしれませんね。ただ、恵太郎の家族を見つめる視線は限りなく優しいと思うし、家族を思う気持ちは本物なんですよ。家族のためにいろんな犠牲をはらってきて、無我夢中で進んでいくうちに何かを見失って今の恵太郎になったのかなと。恵太郎の根本にあるのは家族で、それは素敵なこと。ひとつの父親像として、恵太郎の姿はありだと思っています。…もう少し大人になってくれればいいなと思いますけど(笑)。
- 現場で印象に残っている出来事はありますか?
- 恵太郎が乱闘でちゃぶ台をひっくり返すという行動は、最初から台本にあったものじゃないんですよ。現場でみんなで作り上げていったもの。このように現場発で生まれた芝居がいくつもあったのが印象的でしたね。
- いよいよ最終回になります。みどころをお願いします。

- 優梨子と恭一が結婚してから、早海家には本当にいろんなことが起こりました。そして、そのほとんどのことが解決していないわけです(笑)。優梨子はどこ行っちゃったのか、優梨子と恭一の仲はどうなるのか、恵太郎と陽子は、研二と亜季さん親子は、馨の将来は、優三の恋愛は…と、みんながいろいろ抱えていて、その都度、家族が結束して瞬間的には解決してきたけど、ちゃんと解決をむかえたものはないんですよ。人生とはそうやって続いていくものなので完全に完結するっていうことはなくていいと思うんですけど、1つの節目として、早海家がどんな解決をむかえるのかを楽しみにしていていただければと思います。僕が個人的に一番気になっているのは優三の恋愛の行方なんですけどね(笑)。
Back Number
このページに掲載されている写真はすべて著作権管理ソフトで保護され、掲載期限を過ぎたものについては削除されます。無断で転載、加工などを行うと、著作権に基づく処罰の対象になる場合もあります。なお、『フジテレビホームページをご利用される方へ』もご覧下さい。当サイトの情報は(株)フジテレビジョンの放送エリアに関するものです。最寄のフジテレビ系列局の情報はこちら
©Fuji Television Network, inc. All rights reserved.
