インタビュー

立木夫妻スペシャルトーク
立木尚子役・松坂慶子さん×立木辰志役・尾藤イサオさん

撮影はもう終盤ですが、まず今回の現場の印象からお願いします。

終わっちゃうのが寂しいくらいで…。平和町小学校の教師のみなさんもそうですけど、立木家の家族もとても仲が良くて、松坂お母さんがとにかく素敵で。松坂さんと夫婦役をやるって言ったら、みんなから羨ましがられました。コンサートをやっていまして、「実は女房は松坂慶子さんで…」なんて言うと、「ウワー!!」って歓声が上がってもう大変なんです(笑)。またお母さんの娘…いや、お母さんの娘っていうことは僕の娘でもあるんですけど(笑)、松下奈緒さん、川栄李奈さんが可愛らしくて。さっきも話していたんですけど、松坂さん曰く「こんな家族は初めて!」って。

ね!

だから、あとわずかで撮影が終わってしまうのは残念でなりません。

立木家のセットに来ると、「自分の家にいるより自分の家みたいだわ」っていつも思っていたんです。とても家庭的な温かさのある良いセットなんです。中江(功)監督は「立木家は悩まない家族です」って最初におっしゃって、「素敵だな、そういう家族っていいな」って思ったんです。小さなことはいろいろあるんだけど、いつまでも悩み続けないでパッと切り替えて、明るく前に進んでいけるところに、庶民の力強さや賢さがあって大好きなんです。お豆腐屋さんですから、多分朝の5時前くらいに起きて、お父さんは毎日お豆腐を作って、お母さんもお油揚げを揚げて…で、娘たちと一緒に豆乳を飲んでお豆腐を食べて、心身ともに健康な家族だなと思いながら演じております。

笑いが絶えない家族で、とても素敵だと思いました。

中江監督が最初、「林家ペーさん・パー子さんご夫妻のように、お父さんが言うことを『あー面白いね!』って寄り添っているお母さんを」とおっしゃっていて(笑)。でも、私たちなりの、たくましくて楽天的な夫婦をお見せすることが出来たんじゃないかと思います。娘の早子が、「ああいう夫婦になりたい」と思ってくれるような…。

今回、リハーサルを入れると数ヵ月ご一緒させていただきましたけど、この尚子さんが松坂さんの地なんじゃないかな、って思いました。NHKのドラマなどでもご一緒させていただいているんですけど、いつも遠くで見ているだけの存在でしたから(笑)。松下さんや川栄さんにもいろいろとご自分のお話をされたりして、本当に自分の子どものように接してこられて…。

そういう現場の空気が、そのまま画面に出ていますね。

そうですね。一緒に過ごす中で、上手く家族像が出来てきたんじゃないかな、という気がします。でも、尾藤イサオさん演じるお父さんあっての尚子ですから。こんなに優しくて、包容力があって、面白くて…。

ありがとうございます!僕が言えるのは、先生たちのグループを含めて、とにかく真面目な方ばかりだった、ということなんです。

そうね。

松下さんも、川栄さんも、もちろん松坂さんも、みんな真面目に取り組んできたんです。監督のおっしゃることをパッと取り入れて、それを表現する…今日も感じましたけど、家族4人、誰一人ヘンな作りがないというのが素晴らしいと思いますね。変化球なしで直球でどんどん行く、というところがみなさんにも伝わっているんじゃないかと思います。

ドラマ作りに限らず、例えばお豆腐作りなどもそうだと思うのですが、モノを作るという仕事は真面目じゃなきゃやれないですよね。

そうだと思います。誠実に取り組まないとダメなんじゃないでしょうか。今回、お豆腐屋さんのお仕事を見学させていただいたんです。朝の4時過ぎから起きて、9時くらいまで…手作業ですから重労働ですし、お豆腐は柔らかいから繊細に扱わないといけないし、大変なんですよね。お豆腐屋さんのご主人の二の腕なんで、筋肉でパンパンでしたよ。

もし、おふたりから早子にアドバイスをするとしたら、何と言ってあげたいですか?

早子が「出会いはあるけど、本当に好きな人と出会いたい」という気持ちを大事にしてあげたいかしら。

松坂さんもお嬢さんがふたり、僕も娘がふたりいるんです。ドラマでは、妹のブンちゃんの方が先に結婚してますけど、こういうことは親がどうこう言うことでもないですし。何にもできないものなんですよ。実際、ウチも妹の方が先に、という形でしたから。

何もおっしゃらなかったんですね。

はい。これからもね。言ってどうこう、ということでもないと思うんです。また先ほどの話になりますけど、真面目にやっていれば、その親の背中を、娘にしろ息子にしろ、見て育っていくんじゃないかと思うんですよね。

結婚して何年経っても、尚子さんが辰志さんを愛しているのが伝わってくる感じも素敵だと思いました。

大好きなんでしょうね。いつもお母さんを守ってくれて、楽しい日々を送れるように気づかってくれているからだと思います。性が合うんでしょうね。

そうですね。

ドラマは最後、どうなっていくんでしょう?

ねえ?

どうなんですかねぇ。

楽しみねぇ。

僕らもまだ、どうなるのかわからないわけですからね。楽しみですね。

最後に、ドラマを応援してくれている視聴者のみなさんに向けて、メッセージをお願いします。

「早子先生」をご覧いただいているみなさん、ありがとうございます。早子がいいご縁に恵まれるように、応援してくださいね。

辰志からも、いまお母さんが言ったことと全く同じでございます。僕らも、どういう結末になるのかを楽しみにしています。最後まで見ていただけたら幸せです。

ありがとうございました。