■□□□ - 振り返ってみて、「古畑任三郎」の撮影はいかがでしたか?

 
小さいころからずっと見ていた作品に自分が出演するのは、不思議な感じがしましたけれども、やっぱり周りのスタッフの方々…カメラマンさんにしても、メイクさんにしても、みなさん愛情を持ってこの作品に参加しているのを感じましたし、とても才能ある方々ばっかりだったんですね。そこには、やっぱり田村正和さんの存在も大きいんでしょうし、僕自身も、田村さんと約 3 週間くらい同じ時間を共有できたことは、今後の大きな財産になるんじゃないかな、って思ったくらいです。芝居に対する姿勢とか、その存在感を直接肌で感じることが出来て、勉強になりました。僕自身が舞台中だったこともあって、撮影は結構大変だったんですけど、その中でも現場に行くのが楽しくなるような撮影でしたね。

■□□□ - 舞台をやりながら、というのは大変ですね。
 
もう凄く大変でしたよ。でも、やりゃあ出来るんだな、って思いました ( 笑 )。




■□□□ - このシリーズに関しては、どんな風に感じていらっしゃいましたか?
 
実は、語れるほど見ていないんですけどね ( 笑 )。三谷 ( 幸喜 ) さんの作品なので、もちろん話は面白いですけど…。もう、ひとつの作品、ジャンルとして出来上がってる感じがしていました。一視聴者として、楽しんでいましたね。

■□□□ - そういう出来上がったチームの現場にゲスト出演される難しさは?
 
それは現場の空気が非常に良かったので、あまり感じませんでした。普通は、ゲストで入るのは嫌なものなんですけどね。温度が違いますからね。でも今回は、そんなこともなく、すんなりと入っていけました。




■□□□ - 音弥というキャラクターを演じるにあたって考えたことは?
 
自分では、結構勉強してから入ったんです。三谷さんからもお電話をいただきましたし…。でも、この役って、自分でも笑ってしまうくらい、僕に似てるんですよ ( 笑 )。人と話してるのに、別の人が通りかかるとそっちにパッと行っちゃうとか ( 笑 )。「お前、振り逃げは止めろよ!」ってよく言われたりしてるんです。音弥も、そういうキャラクターなんです。25 歳という設定だけれども、子どもっぽい無邪気なところがあって…。三谷さんは“あてて書く”って聞いていたので、「確かに、こういう性格かもな…」って感じはしました ( 笑 )。だから、演じていても面白かったですよ。きっと僕の同世代の俳優は、みんなそう思うんでしょうけど、いろいろと細かい芝居も選べますし…。

■□□□ - 音弥の無邪気さは、コミカルでもあり、怖くもあるような感じがしました。
 
そうですね。だから、本当に面白かったですね。ただ、田村さんと一緒にお芝居をしていて、「あれ?いけない、いけない…」って思うくらい、呑まれる瞬間があったんです。だから、気を抜けない現場でもあったんですけどね。当たり前ですけど、しっかり用意して、田村さんが何をやってきても対応出来るくらいの心構えでやらないといけなかったので。そうじゃなきゃ、通用しない方なんですよ。

■□□□ - きっとそれは、正和さんと一対一で対峙しないとわからない感覚ですね。
 
はい。だから、撮影の前日は、とにかく台本を読み込んでいきました。




■□□□ - 藤原さんから見た、三谷脚本の魅力とは?
 
僕は、そんなに詳しいわけではありませんけど、ひとつの作品として「今、甦る死」を考えたときに、これは文学作品にも似た、非常にしっかりした作品なんじゃないかと思います。音弥がやってることは、それこそ子どもが考えるような発想なんですけど、全体を見てみると、凄くしっかりしている展開なんですよね。

■□□□ - 確かに、いままでの「古畑」シリーズとは、ちょっと違う展開ですよね。
 
そうですね。凄く計算されていると思います。

■□□□ - 印象に残ったシーンは?
 
さっきも言いましたけど、やっぱり田村さんとふたりのシーンですね。石坂浩二さんとは「新選組!」でご一緒させていただいたんですけど、今回またお会いできたのも嬉しかったです。僕、現場でずっと話し相手になっていただいたんです ( 笑 )。

■□□□ - 最後に、ファンの方々へのメッセージをお願いします。
 
ファンの方々には賛否両論あるんでしょうけど、僕はとりあえず頑張りました ( 笑 )。是非、見ていただければと思います。


 

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