夜、壹岐は、
谷川正治(橋爪功)の家を訪ねた。谷川は、アメリカで独身生活を送る壹岐のことを案じ、再婚をしてはどうかと勧めた。壹岐は、谷川の気づかいに感謝しながらも、自分にとって妻は佳子ただひとりだと思っている、と答えた。
ニューヨークに戻ることになった壹岐は、壺が届いたことに対する礼もあって千里に電話をした。千里は、そんな壹岐に、個展も終わって仕事が落ち着いたのでニューヨークに行ってもいいかと尋ねる。壹岐は、歓待する、と約束して電話を切った。
壹岐は、千里から譲り受けた壺をニューヨークまで持っていくつもりでいた。壹岐の荷物を準備していた娘の
直子(多部未華子)は、千里が独身であることに興味を示し、本当はパトロン的な人がいるのではないか、と言い出す。その言葉に反応し、むきになって怒る壹岐。直子は、そんな父の姿に何かを感じたようすだった。
壹岐は、ニューヨークに旅立つ前に東京本社を訪れた。そこで里井は、通産省サイドが、千代田自動車とフォーク社の提携に肯定的であること、そして外資の出資に関しては3分の1の33.3%をひとつのめどとして考えていることを壹岐に伝える。あわせて里井は、自らデトロイトに出向いてフォーク社との交渉をまとめるつもりでおり、業務本部から本部長の
角田保(篠井英介)を加えることにした、と壹岐に告げる。