フジテレビ開局50周年記念ドラマ 不毛地帯

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インタビュー#05 黄紅子役 天海祐希さん
今回の撮影現場に関して、どんな印象をお持ちですか?
ホントに重厚感がある、骨太のお話ではありますが、現場は唐沢寿明さんを中心にして、ひとつのファミリーのようになっていて…。どんな現場でもそうでしょうけど、スタッフのみなさんもプロ集団なので、やるべきことを、そしてそれ以上の何かをとらえるように動いている感じがします。素敵な現場です。
紅子というキャラクターを演じるにあたって、最初にどんなことを考えましたか?
原作も読ませていただいたんですが、脚本が、原作に基づいて1話、1話凄く丁寧に、キチンとまとめられていると思うんです。だから、その世界観を壊さないように、なおかつ壹岐さんを中心としたお話…男の人の話で、あの年代の話ではあるんですが、それに伴って、紅子も凄く泥臭く生きている感じがするんですね。そういう部分は大切にして演じていこうと。彩りをつける、という言い方はおかしいかもしれませんが、洋服にしてもお化粧にしても髪型にしても、何かちょっと違う風が吹けばいいかな、とは思いました。
とても華やかで奔放でありつつ、感性も鋭い女性ですよね。
そうですね。そこに悲しさなり、寂しさなりもあって…。自由奔放というか、お腹と口が一緒な感じの、チャーミングな女性になればいいな、と思っていました。
壹岐に対する紅子の思い、というのはとても複雑ですよね。
紅子は最初に出会ったときから壹岐に対して何らかの感情を抱いていたのでしょうか?
もの凄く興味があったんだと思います。自分が、お店で見てきたいろいろな男の人とは違うものを感じていたと思うし、だからこそ、ちょっかいを出したいというか(笑)。でも、壹岐さんの深いところの思いに誰よりも先に気づいたのは、紅子だったと思うんです。壹岐さんが、秘めて秘めて、自分でも否定し続けていたかもしれないような思いを、ズバッと見抜いた…その辺は、もしかしたら紅子も、そういう部分があるからこそ、他人のそういう思いに敏感だったりするのかな、と思いました。
先ほど、違う風が吹けば、というお話もありましたが、壹岐と紅子のシーンは、
他にはない独特の雰囲気、空気感がありますね。
あ、ホントですか? 嬉しいです(笑)。
結構、撮影スケジュールが飛び飛びだったりして中々大変でもあるんですけど…。
きっと、紅子に興味はあるんでしょうけど、ちょっと苦手にしている壹岐、
みたいな雰囲気とか…。
多分、嫌いなタイプなんですよ(笑)。あまり出会ったことがないタイプ。
で、つっかかってくるしね(笑)。
この現場での唐沢さんの印象は?
唐沢さんとは、以前一度ご一緒させていただいたことがあるんでが、こんなに直接、絡むお芝居をさせていただいたのは多分今回が初めてだと思うんです。やっぱり、ホントに頼りになります。それは、スタッフのみなさんもそうだと思うんですけど、これだけの長丁場ですし、大きな作品で、深い作品で、しかも…失礼な言い方になったら嫌なんですが…芸達者な方たちがたくさん出ている中で、真ん中にドンと立ってぶれない、という主人公を演じる――その姿勢はホントに勉強になりますし、何とかこの作品のために、壹岐さんを演じる唐沢さんのためになれたら、それが自分のためにもなると思うんです。これでいいんだ、ではなく、もっともっと上に行こう、ってみんなが思えるくらい、引っ張ってくれる方なんです。おそらく、唐沢さんが一番疲れているはずなのに、周りを盛りたててくれますし…。人としても、俳優としても、立派な方です。でも、普段はとても面白い方で…時々うるさいですけどね(笑)。
天海さんは、物語の舞台になっている昭和という時代にどんな印象をお持ちですか?
いまよりも印象深いというか…。自分の中心にあるような時代ですね。子どものころに言われたこと、家族がいて一緒にご飯を食べたこと…。そのころはホントに子どもだったから、知らないこととかニュースでしか見ないようなことの裏側、みたいな物語でしょ? だからとても興味がありました。山崎豊子さんの小説も一気に読んでしまったくらいでしたし。商社の中で繰り広げられているいろんな出来事って、私たちにはわからないじゃないですか。とても面白いですね。私なんか、オンエアのときは完全に一視聴者になって見ていて、泣いたり、怒ったり…とてもいいお客さんだと思います(笑)。終わると、「ちょっと、今日見た?」って友だちと電話でしゃべったりして(笑)。頭で理解すること以上に、胸にバンとくるんですよね。頭で理解することって、もしかしたらそんなに重要じゃないのかもしれないな、って思いました。整理整頓されてしまうよりも、ダイレクトに胸に響いたことの方が大事なんじゃないかな、って思いながら、私は毎週見ています。
鮫島(遠藤憲一)にムカついたりして…。
鮫島さんも、あそこまでいくと憎めない人になってきていますね(笑)。
「次はどんな手を使ってくるんだろう?」って。
紅子は、とても冷たいですよね、鮫島に対して。
ねえ(笑)。あそこまでやられたら、って思うけど、ヘコたれないですからね。紅子もそうだけど。その辺の攻防戦も面白いですよね。戦っているのは男だけじゃないですからね。女だってそう。千里(小雪)さんは、自分の感情とも戦っているじゃないですか。男の人は、自分の感情を押し殺しても、例えば会社ためとか、仕事のために戦うところがあるけど、女の人はきっと自分のためなんですよね。どちらがいいかはわからないけど…。もしかしたら、いまもそうかもしれないですよね。女の人は愛に生きられるけど、男の人は仕事に生きるじゃないですか。その辺の対比も凄く面白いと思います。
※PCサイトでは近日中に動画版も公開予定です。お楽しみに!!
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