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2004.11.16

船越英一郎と内藤剛志がタッグを組み、2時間ドラマの革命に挑む新シリーズ登場！！
天才外科医・鳩村周五郎と一匹狼の刑事・小室源介の男の熱い友情。
二人が絶妙なコンビネーションで事件の真相を追う！

金曜エンタテイメント
『外科医　鳩村周五郎　闇のカルテ』

＜11月19日（金）21時～22時52分＞

　2時間ドラマの帝王、あの船越英一郎が2時間ドラマの革命に挑む！！
　船越念願の共演が実現。内藤剛志とタッグを組み、新境地を切り開く新シリーズ、金曜エンタテイメント『外科医　鳩村周五郎　闇のカルテ』＜11月19日（金）21時放送＞が登場する。船越演じる人情味溢れる天才外科医・鳩村周五郎と、内藤演じる権力に迎合しない一匹狼の刑事・小室源介の男の熱い友情。信頼しあう二人が絶妙なコンビネーションで、ある大きな事件の真相を追う！
　“神の手”を持つとさえいわれた天才外科医・鳩村周五郎（船越英一郎）は、半年前ある事件をきっかけに勤めていた大学病院から追放された。大けがをして大学病院に収容された川上明日香（伊藤裕子）は、夫殺しの殺人容疑をかけられ娘・つぐみ（美山加恋）を連れて逃げていた。病院から消えた明日香の行方を追いながら、周五郎はつぐみの面倒を見ていた。明日香からの電話を手がかりに松本までやってきた周五郎とつぐみ。明日香の事件に疑問を持ち、ひそかに事件を追っている警視庁の刑事・小室（内藤剛志）も松本に現れた。明日香の手がかりを知ると思われる由紀子（田中美奈子）に出会うが、彼女は明日香について知らないと言い張る。ある日、由紀子が何者かに刺されてしまう。そして、由紀子と同じ土産物店で働いていた康代（斎藤陽子）が死体で発見される…。
　何かを握る由紀子。そして明日香が握る大きな事件は…。明日香の無実を信じて行方を追う周五郎と小室。果たして明日香を見つけ出すことができるのか…。そして事件の真相は…。

＜あらすじ＞
　“神の手”を持つとさえ言われた天才外科医・鳩村周五郎（船越英一郎）は、ある事件をきっかけに勤めていた東都大学付属病院から追放された。その事件が起きたのは半年前のことだった。夫殺しの容疑をかけられ、一人娘のつぐみ（美山加恋）を連れて逃げていた川上明日香（伊藤裕子）が、逃亡中に階段から転落し、周五郎のいる東都大学付属病院に収容された。そのとき、運悪く、とある大物代議士の息子がバイク事故を起こして運ばれてきたが、周五郎は、外科部長・倉橋（草見潤平）の命令を無視して、ケガの状態が悪かった明日香の手術を優先してしまう。その結果、明日香は一命をとりとめたが、代議士の息子は死亡。それに怒った倉橋は、周五郎を病院から追い出しただけでなく、医者を続けられないよう、各地の病院にも圧力をかけたのだった。
　しかし、この事件には続きがあった。周五郎が病院を追われる直前、入院中の明日香が何者かに襲われたのだ。幸い、明日香は無事だったが、警察はなぜかこの事件の捜査をうやむやにする。すると明日香は、一緒にいると殺されてしまうからつぐみを施設に預けてほしい、という手紙を周五郎に残し、病院から姿を消してしまう。
　それ以来、周五郎は、明日香の行方を追いながら、つぐみの面倒を見ていた。二人が長野県の松本市で暮らし始めたのは、1ヵ月前、明日香から周五郎に電話があり、その電話の向こうで松本駅のアナウンスが流れていたからだった。周五郎は、市内にアパートを借り、工事現場でアルバイトをしながら生計を立てていた。
　ある日、周五郎は、現場で鉄パイプが落下し、多数のケガ人が出るという事故に遭遇した。周五郎は、ケガ人を松本城東病院に運ぶと、次々と彼らの手術をこなし、その命を救った。が、松本城東病院院長の南条（中山仁）は、周五郎のことを知っていた同病院の医師・長坂（高橋和也）からこの一件を聞かされ、顔をしかめる。この病院にも、東都大学付属病院からの圧力がかかっていたからだ。南条の指示で周五郎を訪ねた長坂は、周五郎のことを気遣いながらも、今回の一件を無かったことにしてほしいと口止め料を渡そうとした。が、周五郎はそれを受け取らなかった。
　周五郎が、明日香の写真を手に繁華街で彼女の情報を追っていると、そこに警視庁の刑事・小室（内藤剛志）が現れた。小室は、担当を外されても、ひそかに明日香の事件を追い、周五郎をマークしている男だった。小室は、明日香を夫殺しの犯人だとは思っていなかった。そればかりか、明日香の夫の死や、彼女が逃亡中であることすら公表されていないことに不審を抱いているようだった。
　そんなある日、周五郎は、とあるスナックで明日香の情報を聞き出す。半年前までその店で働いていた由紀子（田中美奈子）が、明日香を連れてきたというのだ。由紀子の写真を見せられた周五郎は驚いた。彼女は、つぐみと同じ幼稚園に通う、隼人（武井証）の継母だったのだ。
　あくる朝、つぐみを幼稚園に送った周五郎は、そこで由紀子に明日香の写真を見せた。しかし、由紀子は、明日香のことなど知らないという。不審を抱いた周五郎は、由紀子の周辺を調査した。由紀子は、半年前に隼人の父親である下村（吉満涼太）と内縁関係になった。と同時に、スナック勤めを辞めて、松本城近くの土産物店で働いていた。由紀子の家を張り込んでいた周五郎は、夜中に、彼女が出かけるのを目撃し、その後を尾行した。が、周五郎が目を離した隙に、由紀子は何者かに襲われ、刺されてしまう。周五郎は、彼女に走り寄るが、由紀子は、資材置き場にあった灯油をかぶると、誰にも知られたくない、と言いながら焼身自殺を図ろうとする。周五郎は、由紀子の体に飛びついてそれを止めると、意識を失った彼女をアパートに連れ帰り、傷の手当をする。その際、周五郎は、由紀子が整形手術を受けていることに気づく。
　周五郎は、意識を取り戻した由紀子に、明日香の事件のことを話し、あらためて彼女のことを尋ねた。すると由紀子は、1ヵ月前ほどに、道端でうずくまっていた明日香を見かけ、店で休ませただけなのだという。が、別れ際に、誰かに自分のことを聞かれても知らないと言ってほしい、と言い残して、この町を離れたらしい。
　しかし、事態は思わぬ方向に展開した。翌朝、由紀子が周五郎のアパートから姿を消したのだ。さらに、由紀子と同じ土産物店で働いていた康代（斎藤陽子）が死体で発見され…。

＜コメント＞
船越英一郎
☆鳩村周五郎という人は？
「周五郎という人間は、正義のこぶしを振り上げて、というような正義感よりも、純粋に医療道にそっくり魂を預けている人。医者として、人としてのひとつの倫理観“命の大切さ”が彼を動かしていると思います。悪を憎むというより命を軽視する瞬間を見ると琴線に触れてしまう。周五郎の行動原理はそこにあるのでしょう。だから、完全無欠のスーパーヒーローではなく、人情味溢れる人間にしたいと思って演じています。」

☆内藤剛志さんとの共演について？
「内藤さんとは長い付き合いで、大学の先輩でもあります。いつもまぶしい背中を見せてくれている素敵な先輩。何回かは共演しているが、がっつり四つに組んでやらせていただきたいなと思い、強引にお願いして出ていただくことになりました。」

☆内藤さん演じる小室と周五郎は？
「周五郎はアウトローで、ドロップアウトしているので、周りに理解されないし心も開けない。天才ゆえの孤独、反体制ゆえの孤独。そんな周五郎が唯一小室には心を開く。同じにおいを嗅ぎわけるんでしょうね。初めて心を許せる唯一無比な存在が小室です。ハードボイルドなふれあいではなく、もうちょっと踏み込んだ関係を築けたらと思っています。この小室の役をやっていただけるのは内藤さんしかいないと思いました。」

☆美山加恋ちゃんについて
「加恋ちゃんはすごい。僕が牽引していかなくては、と思っていましたが、彼女に引っ張られていますよ（笑）。アドリブのシーンがたくさんありますが、加恋ちゃんに押し付けることはないですね。大人の俳優さんと同じように接しています。」

☆今回のドラマについて？みどころは？
「今までの2時間ドラマとはカラーがだいぶ違い、全く新しいタイプの2時間ドラマが生まれるとうたっていいと思っています。縦糸で貫いていく大本の事件があり、それを追っていく間に、周りで起こる事件に遭遇します。その事件を解決しますが、大本の事件は謎を秘めたまま続いていく。2時間ドラマの革命に挑みます。」

内藤剛志
☆小室源介という人は？
「警察にいるけれど権力に迎合していない一匹狼。周五郎とは協力してひとつの事件を追う医者と刑事という関係で、見え方は距離が離れているけれど非常に信頼しあっているコンビだと思います。」

☆船越さんについて
「昔からの知り合いで縁が深いんです。英ちゃん（船越さん）が主役デビューした時から二人で何かやろうと話していて今回やっと実現しました。（船越さんの）新シリーズが始まるにあたり声をかけてくれたので、（うれしくて）台本も読まず、役も聞かないですぐ決めました。友達というのは普段会っているより、一緒に仕事をするべきだと思っているので、今回機会ができたことは大変うれしい。男同士の関係をいい感じに見せられたらと思っています。英ちゃんとは今後も違う形でやっていきたいです。闘ってもみたいですね。」

☆みどころは？
「ひとつは、犯人を捜すミステリアスな部分を楽しんでいただきたいですね。もうひとつは、“人生捨てたもんじゃないぜ。友情っていいじゃない。”って感じてもらいたい。英ちゃん（船越さん）とのコンビ感、キャラクターを楽しんでもらいたいです。」

美山加恋
「松本ロケは本当に楽しかったです。
船越さんは、面白くて演技も上手ですばらしい人です。リハーサルの時にいろいろお話します。料理を作ってくれるシーンがあって、あまりおいしくないのですが、本当はお料理上手そう。
（セリフがたくさんありますが…）お母さんに台本にカナをふってもらって、全部読んで、お母さんと練習します。」

プロデュース・三瓶慶介
「船越さんの親しみやすいキャラクターに、クールな要素を入れ込んでプラスアルファのイメージを描いていきたいです。今回の作品は、女性との関係性というよりも、子供との関係性でやさしいところを、内藤さんとの関係性で新しい面を引き出せたらと思っています。このドラマは、2時間ドラマの型をはずして新境地を開拓するつもりで臨んでいます。新しい2時間ドラマの見せ方、方法論を見出していきたいです。」

＜番組タイトル＞

　金曜エンタテイメント

　『外科医鳩村周五郎闇のカルテ』

＜放送日時＞

　11月19日（金）午後9時～10時52分

＜出演者＞

　鳩村周五郎 … 船越英一郎

　川上明日香 … 伊藤裕子

　川上つぐみ … 美山加恋

　武藤由紀子 … 田中美奈子

　南条重光 … 中山　仁

　下村貴明 … 吉満涼太

　下村隼人 … 武井　証

　塚本康代 … 斎藤陽子

　長坂雅治 … 高橋和也

　小室源介 … 内藤剛志

＜企画＞

　保原賢一郎（フジテレビ）

＜脚本＞

　深沢正樹

＜プロデュース＞

　菅井　敦

　川島永次

　三瓶慶介

　（以上ホリプロ）

＜監督＞

　五木田亮一（5年D組）

＜制作＞

　フジテレビ

　ホリプロ

2004年11月16日発行「パブペパNo.04-368」　フジテレビ広報部
※掲載情報は発行時のものです。放送日時や出演者等変更になる場合がありますので当日の番組表でご確認ください。

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