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2016.09.02更新

ドラマ

ファイナルを彩る豪華ゲスト陣が決定!

鬼平犯科帳 THE FINAL

  • 前編「五年目の客」:12月2日(金)21時~22時52分
  • 後編「雲竜剣」:12月3日(土)21時~23時10分

江戸時代後期、盗賊・凶賊たちから「鬼の平蔵」と恐れられた、火付盗賊改方(ひつけとうぞくあらためかた)長官・長谷川平蔵を描いた池波正太郎の人気小説「鬼平犯科帳」(文春文庫刊)。1989年7月に中村吉右衛門主演でドラマがスタートしてから、2001年5月まで連続ドラマとして全137本、2005年2月放送の『鬼平犯科帳スペシャル 山吹屋お勝』から昨年12月放送の『鬼平犯科帳スペシャル 浅草・御厩河岸』まで単発のスペシャルドラマとして12本、計149本を放送してきた。これまで長きにわたって、時代劇ファンのみならず、数多くの視聴者を魅了し続けてきた『鬼平犯科帳』は、今年12月の2夜連続放送(前後編をあわせ、シリーズ通算150本目)をもって、いよいよファイナルを迎える。

12月2日(金)、3日(土)に2夜連続放送するのは、『鬼平犯科帳 THE FINAL 前編 五年目の客』と、『鬼平犯科帳 THE FINAL 後編 雲竜剣』。『鬼平犯科帳 THE FINAL』には、ファイナルを飾るにふさわしい豪華出演者が多数集結した。前編にゲスト出演するのは、若村麻由美谷原章介渡辺大平泉成ら。また、後編にゲスト出演するのは、田中泯中村嘉葎雄木下ほうか石倉三郎ら。なお、尾上菊之助橋爪功は、前後編を通じてゲスト出演を果たす。なかでも、注目を集めるのは、前後編ともに出演する尾上菊之助。菊之助にとって、主演の中村吉右衛門は義父にあたり、これまで歌舞伎での共演はあるものの、映像においては初共演となる。『鬼平犯科帳 THE FINAL 後編 雲竜剣』では、中村吉右衛門演じる長谷川平蔵と、菊之助演じる剣豪・石動虎太郎(いするぎ・とらたろう)が、激しい殺陣のシーンもあり、映像初共演となった二人の芝居上でのぶつかり合いを楽しみにしてほしい。

シリーズ150本という節目の放送をもって、フィナーレを飾る『鬼平犯科帳』。これまで、人間国宝・中村吉右衛門をはじめ、多岐川裕美梶芽衣子といったレギュラー出演者たちや、豪華なゲスト陣の確かな演技によって、江戸に生きる市井の人々の義理人情を丁寧に描いた、濃密で情緒あふれる人間ドラマとして高い評価を得てきた同作も、ついに大団円を迎える。ファイナルに花を添えるように、若村、谷原、菊之助、橋爪、田中ら、豪華ゲスト陣が出演し、スタッフの総力を結集し紡ぎ出した『鬼平犯科帳 THE FINAL 前後編』。テレビ時代劇の歴史に金字塔を打ち立てた『鬼平犯科帳』の有終の美を、是非堪能いただきたい。

『鬼平犯科帳 THE FINAL 前編 五年目の客』あらすじ

長谷川平蔵(中村吉右衛門)は、おまさ(梶芽衣子)と共に、伊三次(三浦浩一)のこぐ船で市中を見回っていた。山谷堀に入ったところで、伊三次は江口の音吉(谷原章介)を見つける。音吉は、遠州の大盗賊・羽佐間の文蔵(吉澤健)の手下だった男。今後、文蔵と音吉が江戸で盗みを働くことに備え、おまさは音吉をつけることに。
おまさをはじめとした密偵たちの尾行により、文蔵と音吉の狙いが「丹波屋」という旅籠であることが判明する。「丹波屋」の主人は源兵衛(平泉成)、おかみはお吉(若村麻由美)。音吉の見張りを続けていたおまさは、お吉を見て険しい表情になる。音吉が「丹波屋」に入る前に、船宿であいびきしていた相手がお吉だったからだ。
お吉は、五年前に自身の生活のため、そして病弱だった弟・庄次(渡辺大)のため、品川の遊郭で働いていた。そこで音吉と出会い、彼が寝ている間に、つい出来心から五十両を盗んでしまった。その後、源兵衛と出会い、おかみとして働くことで小さな幸せをつかみかけたが、そこに客として五年ぶりに音吉が現れたのだ。音吉に脅されるものと思い込み、彼に言われるがままに体を任せてしまったお吉。しかし、「丹波屋」に来た音吉の狙いは盗みに入るための下調べだった。
一方そのころ、酒井祐助(勝野洋)ら、火付盗賊改方が、妖気の漂う殺気をまとった謎の剣豪・石動虎太郎(尾上菊之助)に次々に襲われる事件が発生していた。その事件は、平蔵の上司にあたる京極備前守(橋爪功)をも巻き込むほどの大きな影となり、平蔵らを襲うことに…。

『鬼平犯科帳 THE FINAL 後編 雲竜剣』あらすじ

夜道を、長谷川平蔵(中村吉右衛門)と木村忠吾(尾美としのり)が歩いていると、覆面をつけた刺客・石動虎太郎(尾上菊之助)が現れる。急襲に、剣の使い手である平蔵も追い詰められるが、間一髪のところで、一撃を浴びせ追い払う。以前にも、平蔵の部下である酒井祐助(勝野洋)らが刺客に次々と襲われ、小柳安五郎(谷口高史)に至っては命を落としていた。刺客と相対した平蔵は、刺客の構えが若いころに牛久で手合わせをした剣豪の構え「雲竜剣」と似ていることを思い出す。
平蔵が襲われた翌日、平蔵宅の門番が刺客に斬られ命を落とす。刺客の大胆な犯行に、苦渋の表情を浮かべる平蔵。さらに数日後、平蔵らの動揺に乗じるように、牛込の薬種屋「長崎屋」に凶賊が押し入り、16名が惨殺される事件が起こる。自分たちのことにかまけて、見回りが手薄になっていたことを悔やむ平蔵は、上司の京極備前守(橋爪功)に、見回りの増員を頼み、犯人を捕まえることに執念を燃やす。密偵のおまさ(梶芽衣子)や五郎蔵(綿引勝彦)の働きで、牛久に行き場のない年寄りや貧しい人々が無料で泊まる「報謝宿」があり、それを元武家で医師の堀本伯道(田中泯)が営んでいることが分かる。伯道は「雲竜剣」の使い手で、盗賊でありながら、本気で人助けをしているとのこと。
その後、平蔵は謎の刺客・石動虎太郎をおびき寄せるため、あえて一人で市内を見回る。夜道で虎太郎と出会う平蔵。一触即発の状況下に、伯道が姿を現す。共に、「雲竜剣」の使い手である伯道と虎太郎は実の親子であった。若いころに、手合わせをしていた平蔵と伯道、そして父・伯道との間に深い葛藤があり、悪に手を染めることとなった虎太郎が一堂に会し、物語は衝撃的な結末を迎える。

コメント

若村麻由美
Q:『鬼平犯科帳』がファイナルを迎えることについて
「“終わっちゃうんだ”と、さみしく思うのと同時に、『鬼平犯科帳』は昭和と平成のテレビ時代劇を作った能村庸一プロデューサーが、とても大切にされてきた作品ですので、そのファイナルに参加させていただけることは大変光栄に思います」
Q:過去に、『鬼平犯科帳スペシャル 兇賊』(2006年)、『鬼平犯科帳スペシャル 一寸の虫』(2011年)に出演していますが、久々に『鬼平犯科帳』の現場に帰ってきた感想を聞かせて下さい。
「最高ですね。まだフィルムで撮影されていますし、それに対応できるスタッフ陣の技と心意気、それが毎日体験できるので、本当に毎日楽しくて、“やっぱり、いいなぁ”と思いながら撮影しています」
Q:今回、演じられたお吉について
「お吉は、あわれな女性です。やっと幸せになれたかなと思ったら、過去のある事件によって、せっかくつかみかけた幸せを逃してしまいます。ですが、『鬼平犯科帳』ですので、最後は人情あふれる展開になっています。こういう所が『鬼平犯科帳』の良いところですよね、現代劇ではこういう風にはならないと思いますので、時代劇の良さを改めて感じます」
Q:谷原章介さんとの共演について
「役の衣装のふんどし一枚で、セットの外を歩いているのを拝見して、開放的な方なんだなと思いました(笑)」
Q:中村吉右衛門さんをはじめ、レギュラー陣との共演について
「吉右衛門さん以外の方と、セリフを交わすシーンはありませんでした。お吉は、いつも密偵の皆さんに見張られている役ですが、現場で皆さんが見張っているカットを撮影するのを見て、私自身がテレビを見ているような気持ちになりました(笑)」
Q:数々の時代劇に出演している若村さんにとって、『鬼平犯科帳』とは
「一口に時代劇と言っても、いろいろとあるとは思いますが、『鬼平犯科帳』は事件ものとしての面白さに加え、人が生きていく業や人情が描かれ、渋さと味わいのある大人の作品として不滅です」
谷原章介
Q:『鬼平犯科帳』がファイナルを迎えることについて
「僕自身、『鬼平犯科帳』シリーズは、幼いころから拝見させていただいておりました。また、歴史小説が好きなので、原作も読ませていただいています。今回が最後と聞いて、“ああ、残念だな”と思うと同時に、最後の作品に出演させていただくうれしさもあり、複雑な心境でした」
Q:『鬼平犯科帳』について
「江戸時代だから許されると言いますか、現代のように法律を厳格に当てはめていくのではなく、“罪を憎んで人を憎まず”というように、鬼平が温情のある措置をとってくれることが、見ている者の心を温めてくれるように思います。合間、合間に出てくる、鬼平と町の方々とのやり取りも好きです」
Q:『大奥~華の乱~』(フジテレビ系・2005年10月クール)以来、久々の京都での時代劇撮影となりますが
「やっぱり、京都で時代劇を撮影させていただくのはぜいたくなことです。東映さんには東映さんの、松竹さんには松竹さんの良さがそれぞれあると思っています。松竹さんは、情緒や雰囲気のある町民たちの人情話が得意で、味のある演出をしていただけるスタジオだと思います」
Q:演じられた音吉は、谷原さんには珍しい役柄ですが
「そうですね。音吉は、盗賊の引き込みで、元々、役者をやっていたけれども、身を崩しただらしない男です。台本を読んだ時に、“救いのない奴だなぁ”と思いました。音吉は、間抜けで、盗賊のくせに甘ったれたところがあるため、ある事件を引き起こしてしまいます。単なるステレオタイプなこわもての盗賊ではなく、馬鹿だけど、どこか人から愛されるキャラクターなので、そう見ていただけたらうれしいです」
Q:共演の若村麻由美さんについて
「凜とされていて、美しいですね。一緒にお芝居をさせていただく中で、僕が若村さんを抱きすくめるような、ちょっとした濡れ場があります。男性の僕からすると、そういったシーンは気をつかう部分があるのですが、若村さんからは“気をつかわないで結構ですので、良いシーンにしましょう”というようなお言葉をいただきました。女優さんに対しては、ほめ言葉ではないのかもしれませんが(笑)、サバサバとして男気あふれる方で、とてもやりやすかったです」
Q:中村吉右衛門さんをはじめ、レギュラー陣との共演について
「夢のような世界で、ぜいたくでしたね。役柄上、吉右衛門さんらと直接言葉を交わすことはありませんでしたが、同じ作品の中で、皆さんと絡むことができてとてもうれしかったですし、惜しむらくは鬼平さんのお宅に行けなかったことですね(笑)。ご自宅での、鬼平さんと奥様とのシーンが好きなので、そこに入っていけなかったことは残念でしたね。盗賊だから仕方ないですけど(笑)」
尾上菊之助
Q:『鬼平犯科帳』がファイナルを迎えることについて
「“平成の時代劇の柱”とも言うべき作品ですので、驚いたと同時に、すごくさみしく感じました。『鬼平犯科帳 THE FINAL』に参加させていただけることは、本当にうれしいです。今回、ファイナルということですが、個人的にはもっともっと続けていただきたいですし、永遠に続いてほしいと思っています」
Q:『鬼平犯科帳』について
「大好きな作品です。義理や人情が根底に流れている世界の中で、正義と悪、それぞれ抱えているものがあり、長谷川平蔵が清濁併せのんで、情けのある裁きをするところに魅力を感じています。歌舞伎の世界でも、義理や人情を描いている作品がたくさんありますが、『鬼平犯科帳』にも、現代では忘れかけてしまっている義理や人情、情け、優しさというものが、非常に太く流れていて、それらが見ている方たちの心を打つのだと思います。私も一ファンですし、素晴らしい作品です」
Q:今回、演じられた石動虎太郎について
「伯道(田中泯)という父親との間に葛藤のある人物で、父親への思いの深さが心の闇となって、いつの間にか悪に手を染めてしまうという非常に屈折したキャラクターです。また、虎太郎は、江戸で随一の剣の使い手と言われる長谷川平蔵の命を狙うような剣豪でもあります。以前から剣を使った殺陣をやってみたかったので、その機会を与えていただいて、非常にやりがいをもって務めさせていただきました」
Q:映像では初となる吉右衛門さんとの共演について
「ずっと見ていた、江戸の正義を守っている長谷川平蔵が目の前に現れるわけですから、歌舞伎とは違った緊張感がありました。正義を代表する長谷川平蔵と、悪の虎太郎が対峙する機会をいただいたことは、本当に一生忘れられない記憶です」
Q:実際に吉右衛門さんと剣を交えたことについて
「しびれました。『鬼平犯科帳』の28年という歴史の中で、非常に重い役をいただいたので、思い切って剣を交えさせていただきました」
橋爪功
Q:『鬼平犯科帳』がファイナルを迎えることについて
「もったいないなと思いましたけど、個人的には、久しぶりの時代劇で楽しかったです。今回、お招きいただけたのは、役者冥利につきますね」
Q:吉右衛門さんとの共演について
「緊張しましたが、逆に言えば楽だったかもしれません。器が大きい方なので、こちらが何をやっても受け止めて下さいますので。吉右衛門さんとは『忠臣蔵~決断の時』(テレビ東京系/2003年1月2日放送)以来でしたが、その時にいろいろとお話させていただいたことを思い出しました。あの時は、切られてしまいましたが(笑)」
田中泯
Q:『鬼平犯科帳』について
「よく拝見させていただいております。吉右衛門さんは、大好きな歌舞伎役者さんで、特に吉右衛門さん版の『鬼平犯科帳』が好きです。拝見していたころは、自分が役者になるなんて思っていなかったので、ただのファンとして楽しませていただいていました。ですので、今回のオファーには、正直驚きました」
Q:吉右衛門さんとの共演について
「もう、信じられないくらいのプレッシャーで、テストからヒヤヒヤしました(笑)。目の前に座られただけで、どーんと鬼平がそこにいるという感じで、今にも“ご用!”と言われそうな雰囲気で(笑)。吉右衛門さんの内にあるものは想像もつきませんが、回を重ねて経験のページを増やされていって、それが全部積もっているわけですから、想像を絶する圧倒的な存在感でした。今回、共演させていただいて、改めてすごい方だなと感じました」

番組概要

タイトル
『鬼平犯科帳 THE FINAL 前編 五年目の客』
『鬼平犯科帳 THE FINAL 後編 雲竜剣』
放送日時
前編:12月2日(金)21時~22時52分
後編:12月3日(土)21時~23時10分
キャスト
前編
中村吉右衛門、多岐川裕美梶芽衣子勝野洋中村又五郎若村麻由美谷原章介
尾上菊之助橋爪功
後編
中村吉右衛門、多岐川裕美梶芽衣子勝野洋中村又五郎尾上菊之助中村嘉葎雄
橋爪功田中泯
スタッフ
原作
池波正太郎「五年目の客」、「雲竜剣」(文春文庫刊)
脚本
  • 前編:金子成人
  • 後編:田村惠
監督
山下智彦
企画
能村庸一、武田功
プロデューサー
羽鳥健一、成河広明、佐生哲雄、足立弘平
音楽
津島利章
美術監修
西岡善信

※掲載情報は発行時のものです。放送日時や出演者等変更になる場合がありますので当日の番組表でご確認ください。